久しぶりの投稿となってしまいました。毎度のことですが、すみません。
今回は、日本で最大とされる某電子掲示板に、ウメサンに関するスレッドをどなたかが立ててくださったようで、そのレスを読まれた何人かの方々から、ご質問をいただきましたので、その回答を下記の項目に分けて、簡潔にさせていただきます。
1)(社)国際・風水協会主宰の「化煞風水鑑定士認定講座」の講師を担当しながら、化煞風水をまったくやっていないとレスに書かれていたが、本当ですか!?
2)長年、相当数の風水鑑定をやっている割には、開運したという噂を耳にしないとレスに書かれていたが、実際にはどうなのですか!?
3)左眼を網膜はく離したのは、羅睺煞(らごうさつ)を犯したゆえと単純に捉えることに疑問符をつけているレスがありましたが、どうお考えでしょうか?
4)坐向のとり方を180度変えてしまったとレスに書かれていたが、どういうことですか!?
1)2)に関しては、ウメサンのHP上で回答させていただきましたので、電子掲示板のレスに関するQ&Aをご覧いただけますと幸甚です。
3)に関してですが、今回の左眼の網膜剥離発症と治療を通じて、多くのことを学ばせていただいたので、その原因も含めて、ウメサンの初めての入院日記「左眼後部裂孔網膜剥離復位手術による入院で感じたこと」と題し、3回くらいに分けて連載するつもりでした。
ですから、詳しくはそこで記事にして回答したいと思います。
はっきり断言できることは、今回のウメサンの眼疾は、犯羅睺煞(はん・らごうさつ)が引き金になったことは間違いないということです。引き金であり、全ての原因だと言っているわけではありません。
ここでは4)に関して、回答させていただきたいと思います。
正しい風水鑑定を行ううえで、最も神経を遣うのが、坐向測定です。
陰宅風水における坐向の取り方は、どの流派、どの風水師でも、基本的には明確で変りません。
しかし陽宅風水においては、流派や風水師により、坐向の取り方が千差万別です。
とりわけ多様化、高層化した現代建築物においてはなおさらです。
長年多くの原書を読み、また多くの流派の理論や実践法を学びつつ、鑑定実践を積み重ねてきましたが、建物の坐向面の決定、そして坐向の測定は、神経を遣ってきました。
坐向面が2~3通り考えられるときは、玄空宅運盤(飛星チャート)も2~3通り作成し、最も有力な宅運盤でアドバイスしながらも、2~3ヶ月様子を見て、思わしい結果が出ていない場合は、他の宅運盤にてアドバイスし直すケースも少なからずありました。
そうして3年前に出会ったのが、談氏三元玄空地理でした。
陰陽の氣の捉え方である乗集氣法と納氣法(※)を学ぶ中、氣というものの本質を体感するに至り、坐向面の決定、そして坐向の羅盤測定(下盤)への迷いは吹っ切れたのです。
なお、談氏三元玄空地理との出会いのいきさつは
談氏三元玄空地理とは
風水師ウメヤマの鑑定法
をご覧下さい。
掲示板のレスには、坐向のとり方を180度変えたとあるようですが、変えたというより、迷いが吹っ切れたということです。しかし、建物から離れて坐向を羅盤測定していたのを、氣口面で坐向を測定するように変えたのは事実です。
掲示板のレスにも暗に、今までの多くの風水鑑定による業が今回の眼疾の原因であるように書かれていましたが、少なからずそれは的を得ているとウメサンも感じております。
風水師は、天地の氣を操る責任ある立場で、もし誤れば、その不徳が自分に帰ってくると実感しております。振り返ってみれば、今までの、特に初期の頃の鑑定の中で、まったく誤りがなかったとは正直断言できません。
ますます多様化する現代建築物、そして電磁気製品の乱用された環境においては、坐向測定自体が難しくなっております。
それでも今回の入院治療を通じ、生涯体の動く限り、現場主義の風水師として実践する決意を固めたウメサンですが、今回の掲示板のレスを通して、「人間の成せる業(わざ)には完璧は難しく、業(ごう)を背負ってでも風水師を生業とする覚悟があるのか!」と、今一度決意を迫られたウメサンでした。
今まで、立命塾の門人はじめ、お客様から、多くの激励を受けてきたウメサンでしたが、今回の掲示板レスのように、違った立場で関心を持ち、ご意見を書き込んでいただけたことを感謝申し上げます。
身の回りに起こる事象には、全て意味とつながりがあることを、つくづくと感じさせていただきました。
まだまだ風水師として発展途上の身、日々精進していきたいと思います。
註)
※乗氣法、納氣法…氣の本質を解いている重要なキーワード。詳細は6月からの三元玄空地理講座で講義致します。
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