WHOは、人間の健康を基本的人権の一つと捉え、その達成を目的として設立された、国際連合の専門機関(国際連合機関)で、1948年設立され、本部はスイス・ジュネーヴである。
はて?これは何のロゴ?
世界地図のうえに、黄色い蛇が杖に巻き付いている…!!
これはWHOのロゴマークである。WHOの存在はもちろん知っていたが、まさかこれがWHOのロゴとは、恥ずかしながら今回のコロナ禍におけるニュースで、初めて知った次第である。
申し訳ないが、最初見た印象は、世界を支配する蛇を模した、どこかのカルト集団のロゴかと思った。蛇と言えば、キリスト教ではサタンの象徴だからである。
地球とその周りのオリーブの枝葉が、国連機関の象徴であることは理解できたが、何故に蛇なのか?
そこでネットにて調べてみると・・・
蛇が巻き付いた杖は、「アスクレピオスの杖」と呼ばれ、ギリシャ神話に出てくる名医アスクレピオスの持っていた杖で、WHO以外でも、医療機関のマークによく使われているらしい。
蛇は餌をとらなくても長い間生きていることから生命力の象徴、脱皮をすることから死と再生の象徴とされ、医療を表すロゴとなっているとのこと。
なるほど・・・
由来を知れば理解できるが、恐らく知らない人のほうが圧倒的に多いだろう。そして蛇には悪いが、蛇が好きな方は少なく、印象としても、あまり好ましくなく、ウメサンが最初に見て感じたように、以外というか、えっとびっくりされる方のほうが圧倒的に多いのでは!?
そこで、コロナ禍で在宅ワークを強いられ、時間ができたウメサンが、
風水師の視点から、代案を考えてみた。
下図は「先天八卦次序」と呼ばれ、宇宙森羅万象の根源である太極から陰陽が生じて、八卦が生じるまでを表した図である。
風水はじめ中国五術では、宇宙森羅万象は太極から陰と陽の両儀が生じ、さらに陰と陽に分かれて四象が生じ、さらに陰と陽に分かれて、宇宙森羅万象の基本的要素である八卦が生じたとされる。
上図は太極図である。陽を白、陰を黒で表している。陰と陽の境目は、直線でなく、鏡字のS字曲線となっている。この陰と陽各々の形状は勾玉(まがたま)として、天皇家の三種の神器のひとつとなっており、開運のお守りとしても、一般的に販売されているので、ご存知の方も多いだろう。
翡翠の勾玉のストラップ
そしてもうひとつ注目していほしいのは、陰と陽各々に目のようなものがあり、陽(白)の中に黒の目、陰(黒)の中に白の目がある。陰にも陽が内包し、陽にも陰が内包しているのだ。
人間で言えば、男が陽、女が陰だが、陽にも陰が、陰にも陽が内包しているからこそ、陰陽和合、男女和合し得るのである。
もしも上図のように、陰と陽の境界線が直線で半々になっていたらどうだろう。陰と陽は全く別の性状となり、決して陰陽は交合することはなく、男と女は相容れない存在となってしまうだろう。
再度WHOのロゴを見てみよう!
蛇はS字を描いていないし、まっすぐ
な杖が世界を、特に米中を割いているように見えないか!
上図はウメサンが副理事長を仰せつかっているIFA(一社)国際・風水協会のロゴである。龍がS字を描き、両手で二つの玉(龍珠)を掴んで
いる。龍は、大地の氣を形状化した姿である。太極図と同じ鏡字のS字を龍が描き、龍が掴んでいる二つの玉は陰陽の目に当たる。
蛇を龍に、杖をふたつの玉(龍珠)に変えてみると・・・
いかがだろうか?あくまでコロナ禍で在宅ワークを強いられ、時間ができた、哀れな一風水師の戯言ではあるが、太極図の奥深さを少しでも感じていただければ幸いである。
世界は米中二極化の様相だが、未曽有の世界的大流行となってしまった新型コロナウィルスは、人類共通の見えない敵であり、米中が互いに責任を擦り付けている場合ではないと、誰しもが思っている。
とは言え、我々庶民にできることは、うつさない、うつらないという自覚を持って、ひとりひとりが責任ある生活をなし、早くワクチンが開発されて、早期に収束することを祈ろう。
pray
-完-
2020年4月30日
立命塾 三元玄空風水師 楳山天心
それでは動画にて御覧ください。
この記事はお役に立ちましたか?
★をクリックしてください。
平均評価 / 5. 投票数