芒種を過ぎ、関東は梅雨入りとなりましたが、その前から巨人は投打ともに湿りっぱなし、ナント球団ワースト記録の12連敗を喫し、昨夜もボロ負けで13に更新となってしまいました・・・。「巨人の星」世代で巨人ファンのウメサンゆえ、まさに暗雲の覆ったような暗い二週間を過ごしています。
この惨状には、ドラフトやFA戦略の失敗、若手を育成できない球団体質、監督コーチの力不足など、マスコミが分析しているように様々な要因があることは間違いありませんが、これだけ負け続けるのには、目に見えない運勢的な要因もあるのです。
その要因というのは、高橋由伸監督の宿命にあります。
由伸監督は1975年4月3日生まれですが、命式は下記のとおりです。
生年 乙卯乙 偏官 偏官 病
生月 己卯乙 比肩 偏官 病
生日 己卯乙 偏官 病
生時 不明
空亡(天中殺) 申酉
格 偏官破格
特徴 宿命律音(りっちん)※
調候用神 火土
守護神 丙丁
大運(十年運)
・・・
39歳4か月~49歳4か月 乙亥 偏官 胎
・・・
歳運
2015年 乙未 偏官 冠帯
2016年 丙申 印綬 沐浴
2017年 丁酉 偏印 長生
由伸監督の命式の大きな特徴は、偏官が大過していることです。もし我が身日干が弱いと、一生うだつの上がらない生涯となる憂いがありますが、幸い隣接する生月干が同じ己で、協力に守護しています。それでもやや偏官優勢ではありますが、現役時代は天才と称されて活躍され、巨人軍の監督にまで抜擢されているからには、おそらく生時柱において、五行の火または土があるはずです。
また、生年月日の3つの地支が卯という珍しい命式で、木性がとても強く、強い守備本能を持たれています。連敗中、由伸監督のことを地蔵監督と揶揄もされていましたが、あまり表情を変えず、派手なアクションもなく、作戦的にもオーソドックスで奇抜なことはされませんが、この守備本能の表れでしょう。そして偏官は一本気の性質がありますので、頑固なまでにそうしたスタイルを貫く方なのです。
監督に抜擢されたのは2015年、当時まだ40歳という若さで、惜しまれながら現役を引退し、青年監督が誕生しました。2015年の干氏は乙未で、生年干支「乙卯」とは大半会、さらに命式中の3つの地支「卯」を中心として、亥‐卯-未の三合局を形成し、異次元融合の一年でしたが、まさに本人もびっくりの「現役引退即監督」抜擢だったことでしょう。
今年2017年の干支は丁酉ですが、由伸監督にとっては空亡(天中殺)の年です。さらに命式の3つの卯とは「対冲」しています。対冲は別名「衝(しょう)」とも言われ、ぶつかる運気となり、物事がうまくいかない試練のときとなりますが、これが未来の場である生年地支、現在の場である生月地支、結果の場である生日地支すべて対冲となり、並の試練ではありません。
12年前の2005年も酉年でしたが、シーズン序盤の広島戦での守備中、旧広島市民球場のフェンスに登った際に右肩肩甲下筋の肉離れを起こして長期離脱し、復帰後の7月8日の広島戦でフェンスに右足首を強打し再び離脱となりました。3年前と合わせて3度も同じ球場、同じフェンス際の打球の処理で怪我に遭ったため、復帰後の広島戦では球場のフェンス際に清めの塩を撒いたほどでした。その後も右足首は回復しないまま骨棘が形成され、痛みを抱えた状態で試合に出続けましたが、この年は88試合の出場に留まり、プロ入り以来はじめて規定打席を割る。オフに右足首の手術を受けました。(whikipediaより)日干が土の場合、強すぎる五行の木が土を剋すと、胃腸病や手足の怪我の憂いがあるのです。
話を2017年の今年に戻しましょう。長い巨人軍の歴史の中、連敗記録を更新してしまったのは、こうした運気の年であることも大きな要因なのです。
現場の中心者である監督の運気の影響はチーム全体にも及びますので、今年の巨人の優勝は、先ず難しいでしょう。Aクラスも厳しいかもしれません。そうしたことも巨人ファンとしては理解した上、将来を見据えての若手育成とその活躍を見守っていきたいものです。
※宿命律音
生年または生月または生日に、同じ干支を2つもつ場合を言い、人生が二分される暗示がある。二分されるということは、あるときから、まったく違った人生を送るようになるということである。多くはその暗示通りになるが、ひとつのことに熱中できれば、その分野で新たな道を切り開くことができるとされている。後者の良い例としては、プロ野球の楽天でシニアディレクターを務める星野仙一氏がいる。
追伸)
この記事は、9日の夕方に入力しました。
その後、断易にて連敗が止まるか、断じ、実占ノートに記しました。試合が始まる直前でしたので、殴り書きになってしまい、乱筆簡潔な断曰(だんえつ)となってしまいましたm(__)m
スコアはちょっと違いましたが、易神が示してくださったとおりに連敗が止まり、ほっと胸を撫でおろしました。
それにしも、命理学と易占の玄妙さには、いつも驚かされます。
命理学に関心のある方は、9/16開講の第11期立命塾実践的四柱推命学講座をご受講いただければ幸甚です。
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