二月立春を過ぎ、8日は春節(旧暦正月)、いよいよ本格的に2016年丙申二黒の運氣となりましたね。
四日の立春は夫婦で、恒例の川越大師喜多院詣でを行いました。
川越大師は通称名で、慈眼大師が諡号(しごう)です。諡号とは死後、生前の業績を称えて奉られる名称で、慈眼大師とは、徳川家康の尊崇を受け、江戸城選定、家康公の眠る東照宮建立を指示した、あの天海僧正のことです。
なお、天海僧正、喜多院に関しては、過去の投稿記事で詳述しました。
天海僧正に関しては、2008.3.26投稿「旅行新聞風水コラム第5回『日本史上最高の風水師・天海僧正』」
喜多院に関しては、2006.2.9投稿「恒例の喜多院詣で」
を参照いただけると幸甚です。
さて今回は、1月末大阪市内における氣場改良工事のために前泊した際、翌日の肉体労働に向けてのエネルギー補給をすべく訪れた、「わだ家新大阪店」をとりあげます。「わだ家」のオーナーは芸能界のご意見番でもある歌手の和田アキ子さんで、しゃぶしゃぶ料理がメインのお店です。
このお店は、御堂筋線の西中島南方駅と新大阪駅の中間となる沿線沿いの通りの東側に面しており、2008年のOPENです。通りの東側に面しているということは、玄関は西向きということです。
ウメサンは1999年の約一年間、風水師の武者修行を決意して、大阪に単身赴任しましたが、そのときの拠点が、西中島南方駅近くのワンルームマンションでした。風水と四柱推命鑑定をメインに活動しました。月に何度か夕食を兼ねリフレッシュさせてもらった、行きつけのダイニングバーが近くにあったのですが、そのお店が閉店後、もう一店舗挟んで、2008年に「わだ家」新大阪店がOPENし、今日に至っています。東京に拠点を移してからも、年に何回かは大阪出張鑑定のご依頼をいただいており、お店の前をよく通っていて気にはなっていたのですが、大阪ですと基本的に日帰り出張のため、なかなか入店する機会がありませんでした。なぜ気になっていたかといいますと、和田アキ子さんがオーナーであることもありましたが、以前通った店と異なり、玄関が15度ほど西南側に振られている点です。
そしてようやく先月末、訪れる機会を得ることが出来ました。東大阪市内の新築地における氣場改良工事※を、吉日時となる巳刻(大阪時間で8:58~10:57)に行うため、どうしても前泊せざるを得ず、お客様に許可をいただいて、新大阪駅近くのビジネスホテルに宿泊しました。いつもこの工事では、必ず立命塾門人をお一人、実習を兼ねて助手として帯同してもらっていますが、今回は第九期生の安藤尚尭氏に帯同いただきました。13時過ぎに大阪入りし、一件既存建物の風水鑑定を行い、堺市にある、方位除けで有名な方違神社で参拝してから、19時近くにホテルチェックイン、その後二人で訪れました。
玄関外出入口近くで、安藤さんに羅盤測定してもらうと、「乙坐辛向」でした。2008年OPENゆえ、三元九運は第八運(2004年~2023年)で、玄空宅運盤は下の左図となります。
Google Mapで見ると、真北はほとんど前面道路沿いに重なり、偏角した磁北を基準にすると、玄関を振る前の建物坐向は「卯坐酉向」で、玄関を15度西南に振ると「甲坐庚向」となり、玄空宅運盤は下の右図となります。
現場における羅盤測定結果とは、20度強の差異となります!この主な原因は、強い電磁気を発生する鉄道(御堂筋線)沿線にあるためと思われますが、その他、帯磁する鉄骨鉄筋構造物、電磁気を発生する自動車がひっきりなしに走る幹線道路沿いにあることも挙げられます。都会ではこうしたことはほとんどで、正確な風水鑑定の生命線となる坐向を知るためには、やはり現場における鑑定をお勧めせざるを得ないのです。
さて、いよいよ本題のわだ家における風水分析ですが、その前に、わだ家の前にあったダイニングバーの風水分析を先にします。ウメサンが単身赴任していた1999年は、いつ行ってもほぼ満席に近く、大変賑わっていた店でした。ですから閉店したことは、少なからず残念だったのですが、第八運に入ってから業績が落ちたとすれば、第七運(1984年~2003年)のOPENで間違いないでしょう。玄関向きはわだ家のように振られてなく、前面道路に対して並行になっていましたので、わだ家の宅向である辛向きから15度戻して、「辰坐戌向」(地図上では「卯坐酉向」)となり、宅運盤は右図のとおりです。
この宅運盤からわかるように、所謂「旺山旺向」で、玄関には第7運時、最旺の七赤が向星として進入しており、ウメサンが実感していたとおり、かなり繁盛していたと思われます。しかし中宮の向星に8(八白)が回座しており、2004年以降第8運時は、所謂令星入囚となり、さらに氣口である玄関に進入する七赤は、別名の破軍という名称通り、大衰の氣となって、逆にトラブルが舞い込みやすくなり、破財の象意が具現化してしまったのではないかと思われます。
一方2008年にOPENした「わだ家」は、前店舗と同じく戌向にしていると、右図の宅運盤となり、氣口である玄関には、第8運時、少旺である一白が進入することとなります。第8運時一白は決して凶作用を及ぼしはしませんが、令星の八白と比べればかなり生氣パワーは弱いです。
しかし玄関向きを振って「乙坐辛向」にしたゆえ、氣口である玄関には第8運時最旺の八白が進入します。さらに感心したことは、玄関入って正面に動水となる噴水装置が設置してあることでした。これにより益々八白の生氣パワーを強め、繁盛の氣を店内にもたらしているのです。
残念ながらウメサンが鑑定アドバイスしたのではありません。風水設計がなされたのか、それとも結果としてそうなったのかは定かではありませんが、風水に関心ある方には、大変勉強になるお店であることは間違いありませんので、機会あればぜひ行ってみてください。
店内はやや縦長ですがかなり広く、カウンター席の前には、著名人のサインが書かれた和紙が数十、ずらっと列になって掛けられており、圧巻です。
メイン料理は但馬牛など高級な牛肉を食用したしゃぶしゃぶ料理ですが、その他のメニューも美味で、また日本酒も大変美味しいです。価格的にはそれほど高くはなく、4,000円~5,000円くらいが平均予算でしょうか。
料理長の田中さんがまた大変気さくな方で、丁寧に応対くださり、さらに料理やお酒の美味しさが増しました。
ぜひカウンター席に座して飲食してみてください。
※氣場改良工事
高温で焼き、半導体となった磁場改善用の炭、風水の鎮め物(水晶、十寶等)を土地に埋設し、土地の磁場、氣場を高める工事。
追伸)
ウメサンが塾頭を務める立命塾は、本年4月より第十期を迎えます。
第十期は実践的風水学講座(4月~8月)より始まりますが、現在募集中です。
関心ある方は当方のHPにアクセスいただき、講座案内をご照覧いただけますと幸甚です。
縁あって、教室にてお会いできることを楽しみにしております。
この記事はお役に立ちましたか?
★をクリックしてください。
平均評価 / 5. 投票数