6月に入り、いよいよ入梅間近ですね。
今月最初の投稿は、第八期立命塾生より、すばらしいお話をいただきましたので、ご紹介させていただきます。以下、角谷さんが書かれた内容です。
先日、韓国出身の呉 善花氏(オ ソンファ氏、拓殖大学教授)の話を聞いて、感銘しかつ日本人の誇りを感じたせてもらえましたので、ここで少し紹介させていただきます。
呉さんは韓国人ならではの感性でなぜ日本が、世界中のどこの国も成せなかった安全で、貧富の差が少なく、先進技術をはじめとする技術大国になることができたのかを、独特の理論で分析されております。
その発想の素晴らしさと理論の中身に心底感銘を受け共感しましたので、紹介させていただきます。以下は呉さんの話です。
「…なぜ日本だけが奇跡的に安全で、貧富の差が少ない、技術大国になったのか?私は日本に来て、徹底的に探ってやろうと思いました。理由は日本人が細やかで繊細だった訳ですが、ではなぜ隣国のロシア人や韓国人や北朝鮮人や中国人は細やかで繊細になれずに日本人だけ、細やかで繊細になれたのか?それを解明した人は今まで誰もいなかった訳です、私もずいぶん考えました。
結果、凄いことに気付きました。いくつか理由はありますが、大きな理由の一つは日本人の美意識にあるということです。美の国といえば、ヨーロッパを思い浮かべる人も多いと思いますが、日本人の美意識は世界一です。たとえば花の美しさについて韓国中国では満開の豪華絢爛に咲いた花々が美しいとされます。韓国の国花はムクゲで春の終わりころから秋の始まりころまで次々に花が咲きずっと咲き続ける花です。対して日本の国花は桜です、ほんの一瞬咲いてぱっと散ってしまいます。とても美しいが、とてもはかない花ですね。そのはかない桜に、日本人は美を感じるのです。
私が一番理解できなかったのが一輪挿しの花です。私にはどうしても一輪挿しに飾られている花を美しいとは思えませんでした。日本人の20歳くらいの学生に、一輪挿しの花をどう思うか、聞いてみました。
するとどうでしょう、ほとんどの日本人の学生は美しいといいます。
ためしに、同じ歳くらいの外国の留学生に同じ質問をしました。するとどうでしょう?美しいと思う人はほとんどいませんでした。
月もそうなんです、韓国人中国人は美しい月はどんな月かと質問すると皆が声をそろえて満月といいます。日本の学生に聞くと満月もいいけど三日月もいいといいます。満月に雲がかかったのもいいと言います。もう、信じられません。完璧な丸が絶対に一番美しいと思うのになぜなんだろうと本当に悩みました。
そして一つの答えを見つけました。侘び、寂び、物の憐れをわかる日本人の美意識の凄さです。日本という国を美の大国と見た時、その謎がとけました。美しい国土、はっきりとした四季がある風土のなかで育まれた日本人の美に対するこだわりはとても奥が深いのです。
その結果、日本人は生き方にまで、美を持ち込みました。日本以外の国では、生き方は正しい生き方か悪い生き方かの善悪の考え方はあります。でも美しい生き方なんていう考え方はありません。日本人は美しい生き方を求めています。もっというと美しい死にざまにまでこだわっているのです。
だとすれば当然仕事にも、自分の作った製品にも美を求めます。そんな日本人だからこそ、素晴らしい技術がどんどん磨かれ続けて結果、技術大国の日本になれたのだと思います。
とても安全で、貧富の差が少ない、真の技術大国になれたのは「美」の大国、日本だからこそ成しえた奇跡だと私は確信しています。…」
以上、私がとても感銘を受けた「呉 善花氏」の話でした。
第八期立命塾生 角谷賢治
追伸)
この話の要旨は、講座後の懇親会の席で角谷さんからお聞きし、大変感銘したウメサンでした。
そこで自分だけが感銘するだけではもったいない!ぜひ多くの方に開示し、ともに喜び、日本人としての誇りを持ってほしい!と思い、その酒席の場で、ブログ記事の原稿書きをお願いしました。角谷さんは現在、札幌オフィスにてファイナンシャルプランナーとして多用の中ではありますが、快諾して合間にまとめて下さり、当方へメールで送ってくれた文章をそのままお届けさせていただきました。
5月発刊予定の「陽宅風水術実用大全」ですが、大幅に遅れそうですm(__)m
現在まだ初稿に対するチェック中です。(詳細はfacebookに記載しました。)なんとか7月には発刊できるよう尽力しますので、いましばらくお待ちくださいm(__)m
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