風水学 易占

~不明マレーシア機に関して、3/12に行った断易による占断~

先月末、2年がかりでようやく出版社へ入稿した、新刊書となる「陽宅風水術実用大全」ですが、その後原稿の加筆、修正、さらに再描画した図表もあり、結局今月も今週初めまでかかり、ようやく出版社へ再入稿となりました。
これから初稿があがってきてチェックとなりますので、当初5月中旬発刊予定でしたが、少し遅れそうです。
久しぶりの執筆が、長年行ってきた陽宅風水鑑定における今までの集大成としたい著書ゆえ、ページ数も430頁以上、画像と図表もかなりの数となり、思った以上の時間と労力がかかっています。
ともあれ初稿があがってくるまで一段落なので、久しぶりにブログ投稿させていただきます。
今月8日にKL(クアラルンプール)国際空港を出発したマレーシア370便が行方不明となり、その後二週間近く、機体の発見はおろか、その空路さえわからない状況で、航空史上最大のミステリーとされてきましたが、20日にオーストラリア政府より、オーストラリアはるか西南のインド洋上に、機体の残骸らしき物体を2つ衛星画像が捉えたことが発表されました。
マレーシアはじめ米国、中国、日本など、多国籍の捜索活動が行われながら、不明になってからなんと12日目にして、ようやく発見の足掛かりとなり、その後、100以上の残骸や積荷らしきものも衛星画像で捉えられており、インド洋に墜落したという結論に至っています。
第七期立命塾では、ちょうど1月~3月の三か月間、実践的易学講座を行っていましたので、この件に関して、断易課題にし、受講生に占断していただきました。
ここに、O氏の占断内容をご紹介したいと思います。
占断日は12日で、O氏よりすぐに当方へ回答いただいたのですが、239名もの搭乗があり、ご家族ご親族のご心配の心情を思えば、投稿するにはあまりに忍びなく、マレーシア政府がインド洋墜落と結論付けた後の投稿となりました。

占的「2014年3月8日に出発し不明となっているマレーシア航空370便はどうなったか?」
2014年3月12日 丁卯月壬午日 擲銭
空亡 申酉
宮卦「離」(火)
占事用神 父母爻

断易課題「不明マレーシア機」

断曰(O氏)
占事用神は乗り物ゆえ父母爻、上爻と初爻の寅木となります。二つありますので、事象が二つあるとみて、上爻は空を飛行している状態、初爻は応爻でもあるため、現在の状態を表していると見ました。
用神の寅木は、月建卯と比和して旺じていますが、日辰午とは生入で休となり、勢いはやや弱いと見ます。
原神は第四爻の官鬼子水で静爻、忌神は第四爻に伏している妻財の酉金、仇神は動爻である第二爻の子孫辰土です。
飛行状態を意味する上爻寅木は、動いて酉金に化し、回頭剋となって徐々に勢いが弱くなっていることを意味します。原神である第四爻子水は静爻で月建より休であり、かつ日辰午より冲されて、さらに仇神の動爻辰土より剋され、まったく力になりません。
上爻の六獣は凶暴・殺戮の象意を持つ白虎で、テロ犯が搭乗しており、事件に巻き込まれたことを意味します。
初爻の寅木は、月建からは旺ですが、日辰からは休となり、また原神は上記の理由でまったく力になりません。
この爻は、水を意味する下卦「坎」の一番下の爻で、航空機は徐々に勢いが衰え、海上に着水するも海底深く沈んでしまうことを意味しています。
機体が見つかる応期ですが、値日となる寅日と断じます。

補足
今回の不明事件は、航空史上最大のミステリーとされましたが、マレーシア政府の公式発表は最悪な結果でした。
O氏の分析に間違いはなく、補足するとすれば、上爻寅木が動いて酉金に化していますが、酉は西を意味し、針路を大きく西寄りに変えていることも表しています。
応期もまさに値日となる20日庚寅日に、機体の残骸と思われる二物体が海上に浮いているのを衛星画像が捉えたことを、オーストラリア政府が発表しました。
O氏の擲銭した卦神が示すとおりで、その正確さに拙者も鳥肌が立ちました。
O氏が無心で易神に尋ねたゆえ、易神が正しく卦として答えてくれたと思われます。
墜落現場と思われるオーストラリアはるか西南2500kmの海洋は、地球で最も荒れた海洋環境だそうで、水深も5000mあるとのこと、乗員皆さんはじめ機体本体の発見はかなり困難であることを、下卦の坎は示していますが、早く発見され、そしてブラックボックスも回収できて、今回のこのミステリアスな事件の真相が解明されますよう、心から祈ります。

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