風水鑑定 雑記(風水)

~辛坊治郎さん等のヨット遭難事故風水考~

先月は結局1件しか投稿できず、最低月2件の投稿ノルマを果たせませんでした。
まだまだ自分に甘いウメサンであることを悔い改める次第ですm(__)m
今月最初の投稿は、先月末に話題となった、元日本テレビキャスターの辛坊治郎さんと岩本さん2名を乗せ、太平洋横断を目指したヨットの遭難事故を、風水学を中心とし、術数的に考察をしてみたいと思います。
術数的に見ての要因としては、2つ挙げることができます。
①天の時を得ていなかった。
②凶煞とされる方位エネルギーを受けてしまった。

先ずは①から詳述してみましょう。
辛坊さん等を乗せたヨット「エオラス号」が太平洋横断に向けて出航のは、6/17の13時(出港地のいわき市小名浜時間で12:36)で、干支にすると、
2013年 癸巳
   6月 戊午
  17日 甲寅
12:36  庚午
でした。
奇門遁甲においては、五不遇時と言って、時干が日干を剋す場合を凶としますが、時干「庚」が日干「甲」を金剋木と剋しており、まさに五不遇時でした。
さらに補足しますと、玄空大卦擇日としても吉課式ではなく、また奇門遁甲立向盤によれば、
年盤の東…傷門 壬甲(青龍入獄)で凶
月盤の東…景門 庚乙(太白逢星)で動くに凶
日盤の東…傷門 辛辛 (天庭自刑)で凶
時盤は五不遇時
と、年月日時すべてにおいて凶で、天時を得ることができていません。

次に②について詳述します。
辛坊次郎氏達の航海予定方位図エオラス号が太平洋横断で目指した地はサンディエゴで、航路方角は東方位です。
以前投稿した記事(3/26の記事)で取り上げて注意喚起させていただきましたが、本年の三煞は東方位です。
風水学上は、陰陽宅どちらも、坐に三煞が回座する年の動土、修造改築をタブーとしますが、今回の場合は航路方位が三煞の東でした。よって、ただ東方位への針路が三煞方位であっただけでなく、実は“坐”に三煞がきていたと思われます。
えっ?ヨットの舳(へさき)は東に向いて進むから、坐は西じゃないの?と思われた方は、かなり風水知識のおありの方だと思います。確かにヨット単体では、船尾となる西が坐と言えますが、ヨットが陸揚げされていれば船尾が坐で定まります。しかし大海原で、絶えず波に揺られて前進している動のヨットの場合、ヨット自体の坐向よりも、寝台で数時間休むことにより創られる太極と坐向のほうが勝ると思われます。
ウメサンの出身大学は、現在の東京海洋大学(当時は東京水産大学)ゆえ、それなりに船の知識も乗船経験もあるのですが、エオラス号のような小型ヨットの場合、通常船首に頭を向けるように寝台は設けられるのがふつうでした。進行方向に頭を向けて寝たほうが、船酔いしにくいということが主な理由です。
だとすると、辛坊さんらは、進行方向、すなわち東枕で休んでいたということになります。
有力な浸水原因は、就寝中におけるクジラとの衝突だったようですが、坐に三煞がきた場合の“動”は災いを招きやすいのです。
さらに6月の九星月盤では、東に五黄が回座しており、進行方向もさることながら、年三煞と月五黄が、坐にダブルで重なっっていたことが、遠因のひとつだったと言えます。

幸い命に別状はなく、無事に救助されて良かったですね。
1956年4/11生れの辛坊さんの命式は、
丙申戊 偏印 比肩 病
壬辰乙 偏財 正官 冠帯
戊申戊     比肩 病
ですが、
大運(十年運)干支は丁酉、歳運干支は癸巳
で、生月と大運、生日と歳運が天地徳合でした。他に生年支と年支が申-巳の合が重なっており、晦気運で墓穴を掘りやすい憂いもありますが、九死に一生を得ることのできる年運であったことがわかります。
ネット上ではいろいろと叩かれているようですが、救助後に辛坊さんが「この国に生まれてきてよかった・・・」と涙ながらに語られたことは、まさに本音でらしたと思います。
個人批判することは簡単ですが、人生には失敗もつきものですし、今回の事故をきっかけに、日本人、日本国の良さというものを、改めて我々も考えるきっかけにすべき事故だったなと、ウメサンは感じました。

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