立命学 四柱推命学・算命学 開運法

時運に適った努力とアクションで金メダルを獲得した小原日登美選手

お盆休みも終わり、八月も下旬にさしかかってきましたが、ここ桶川はまだまだ日中は35度を上回る炎暑です。
しかしまもなく二十四節気の処暑が示すとおりに、朝晩は涼しげなそよ風が、じょじょに秋の気配が近づいているのを感じさせてくれます。
さて、ロンドン五輪が閉幕して一週間となりましたが、まだまだ感動の余韻が残っている方も多いのではないでしょうか。
今回日本が獲得した金メダルは7個でしたが、ウメサンが最も印象に残ったのが、女子レスリング48kg級の小原日登美選手でした。
小原日登美選手は1981年1月4日生まれで、簡略な四柱推命の命式は下記のとおりです。

生年 庚申庚 偏印 偏印 長生
生月 戊子癸 偏官 劫財 帝旺
生日 壬午丁     正財  胎
空亡 申酉
大運
20歳~29歳 丙戌 偏財 冠帯 
30歳~39歳 乙酉 傷官 沐浴 大運天中殺

<命式の特徴>
生年天中殺
宿命納音
;火と土
守護神;丙丁戊己
用神である火と土を、生日支(午)と生月干(戊)に持っている発展の命式

小原選手は31歳にして、初めての五輪出場でしたが、旧姓は坂本姓で、高校時代から女子レスリングで活躍し、怪我などで途中休養期間がありながらも、2010年までに世界選手権で7度優勝するほどの実力者でした。しかし五輪の女子レスリング種目には51kg級はなく(※)、ひとつ重い55kg級で五輪出場を目指さざるを得なかったとのことですが、このクラスにはあの吉田沙保里選手が世界女王として君臨しており、2008年の北京五輪の代表選考を兼ねた全日本選手権等で吉田選手にはどうしても勝てず、五輪には出場でませんでした。
小原選手の宿命大運を見ると、10歳~29歳までの20年間は調候用神(算命学では守護神)の丁丙運かつ12運も建禄と冠帯で、天の守護を受けて努力が実る期間ですが、世界選手権7度優勝という傑出した成果をあげられています。
現在31歳の小原選手は、30歳~39歳乙酉の大運に入ったばかりですが、30歳~49歳までの20年間は大運支酉申の大運天中殺期間です。
大運天中殺期間は、人生の枠組みが取り除かれた期間とされ、果てしなく大発展することもあれば、逆に予想だにしないほど地に落ちる場合もあると、算命学ではされています。その方向性を決定する重要な要因が、大運天中殺に入る前の5年間の過ごし方なのです。その5年間は小原選手の場合、2006年~2010年でした。
小原選手はひざの手術等で一度現役を退き2004年に復帰、2006年、2007年と世界選手権で連覇し、2008年の北京五輪出場を目指しましたが、上述したように吉田選手には勝てず、待望の五輪出場はできなかったのです。
そして2008年の世界選手権優勝を花道として引退し、ロンドン五輪出場を目指す妹さんの指導にあたることとなりました。
世界選手権では7度も優勝するほどの実力と経験がありながら、自分の体格にもっとも適したクラスが五輪にはなく、体重が一クラス上の55kg級には絶対王者の吉田選手という大きな壁があり、無念な心情を抱えての引退だったのではないでしょうか?
しかし・・・、
指導していた妹さんは結婚を期に引退することとなったのです。
そして・・・、
妹さんは48kg級でしたが、ナント!妹さんに代わってご自分が二度目の復帰をし、五輪を目指す決意をされたのです!
2年間のブランクと29歳の年齢での復帰にも関わらず、世界選手権48kg級で優勝しました!!
すごいですね!!
大運天中殺に入る前の5年間は波乱と無念に満ちながらも、再度現役復帰され、一クラス軽い48kgゆえに減量苦を越えて世界選手権優勝、そのカムバックぶりには頭が下がります。きっと天も頭を下げ、来る2011年からの大運天中殺期間における守護を約束したに違いありません!!
小原選手は2010年に結婚されていますが、この2010年は庚寅年で、年支-生日支-大運支が寅-午-戌の三合を形成し、結婚に適した年でした。
そして大運天中殺に入った2011年に、旧姓の坂本日登美から小原日登美に競技登録名も変更しています。
そして2011年の世界選手権、その後の全日本選手権と48kg級で優勝して、遂に念願の五輪出場が決定したのです!
そしてそして2012年8月9日・・・、
ロンドン五輪女子レスリング48kg級で、見事金メダルを獲得されました!やった!!
2012年は壬辰年、生年支-生月支-年支が申-子-辰の三合を形成していますが、異次元融合の象意を持つ三合にふさわしく、二度のカムバック後に31歳にして初めての五輪参加、そして金メダル獲得となりました!!!
小原選手は五輪後現役を引退し一家庭人になることを決意しましたが、これまた異次元融合の象意にふさわしいアクションと言えるでしょう。

命理学的に整理してみると、
①大運天中殺に入る前の5年間、波乱の期間を忍耐と努力で見事越えた。
②生日支を中心とした三合年に結婚して、良き伴侶の理解と援助のもと現役続行。
③大運天中殺突入初年に、改名して新たなる出発をした。
という時運に適った努力とアクションを見事に果たし、そして大運天中殺期間、さらに三合会局の年に、見事金メダルを獲得ていることがわかります。

2度の現役復帰、減量苦、、そして31歳にして最初で最後と位置付けた五輪での金メダルを獲得した小原選手に心から拍手を送らせていただきます。

※オリンピック女子レスリングの階級は、、48kg、55kg、63kg、72kgの4階級。

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