易学講座 易占

~実践的易学講座にて、「今年ダルビッシュ投手はメジャーで15勝以上できるか!?」を周易で占断しました~

またまた前回の投稿から10日以上が経過してしまいました。すみませんm(_ _)m
1/20(金)、朝からみぞれが降る悪天候でしたが、第37回「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」の発表と祝賀会が新宿の京王プラザホテルにて催され、ウメサンも(社)国際・風水協会の副理事長という顔でもって、参加させていただきました。
案の定、またまた第一位は和倉温泉の加賀屋さんでした。ナント!32年連続ということで、恐れ入りました。
加賀屋さんに関する風水的考察は、2008.1.31の記事で簡単にですが取り上げましたので、参照いただけますと幸甚です。
1/21(土)と1/22(日)の2日間は、ウメサンの私塾である立命塾における第5期実践的易学講座を開講しました。
いつも易学講座となると、難しい印象があるようで、受講者数が半減するのですが、今回は例年に比べてさらに減り、受講者4名という少数精鋭での講座となりました。かといって、力を緩めるウメサンではありません!
月2日間、3か月計6日間で、周易と断易を学ぶという、かなり集中的な講座です。
1月の2日間と2月の初日の3日間は、周易講座です。
1日目は、周易の基礎を学び、2日目から、64の大成卦ひとつひとつを、易経の序列に従って学んでいくのですが、一方的に語る講義では、どうしても集中力がとぎれ、特に昼食後は眠気も襲うため、2日目の午後からは、実占演習を交えながら、楽しく行っていきます。
実占法は清朝時代にもっとも栄えた乾隆帝の代の「乾隆通宝」3枚を使用した『擲銭(てきせん)法』で行います。
受講生一人一人に占的(占う目的)を定めてもらい、それから擲銭します。
ウメサンの場合は、雑占と云われている、芸能界のことやプロスポーツの勝敗などを占断するために周易を用いることはないのですが、講座内における実占演習では、天に許しをいただいて行います。
その中のひとつとして、『ダルビッシュ投手は、今年メジャーで15勝以上できるか!?』という占的にて、一人の方に擲銭してもらいました。
結果は、04 易学講座第二日
     本卦 澤地萃
      ↓ 三爻変
     之卦 澤山咸
でした。(右ホワイトボード画像のうち、受講生の久保さんが記載した箇所)

本卦「澤地萃」の卦辞;
上卦『兌』は沢、下卦『坤』は地を表し、水は地上に集まって沢になる形象である。『萃』とは集めるという意味である。
物も集まり財も集まり、人気も集まって、和楽繁昌するという大吉運である。和順の心があれば、人も応じるし、神佛祖先を祀れば感応もあるし、目上の賢人にすがれば、さらに幸福を得られるという時である。ただし財物は集まる代わりに散じることもあろうし、又人に対して金品を散らすことは必要でもある。これが物の流通する道理だ。
又或る見方からすれば、人が集まるために不和争論も起りやすく、案外の災を生じる恐れがあるから、平和の気分を以って人に接すると共にその用心もしておかなければならぬ。
化する三爻の爻辞;
陰柔が不中正で上六と不応。よって集まろうにもかなわず。嘆き悲しむという形象。せめてもの救いはすぐ近くに、己の賢さをひけらかさない柔順さを持った人(九四)が受け入れてくれるので、咎はないが、やや吝である。
之卦『澤山咸』の卦辞;
陰柔(兌)の下に陽剛(艮)が下り、陰陽の氣が感応し和合。
よく感じるという卦で、たいていの事は通達する吉運である。己が篤実であれば、それが相手に通じて喜ばれるという時だから、すべての交渉はうまくいくし、部下にも良き人を得て、上下一致協力して成功する時である。
和をもって第一とするが、親しきになれて礼を失わないよう注意せねばならぬ。古人は「神明感応」の時といったが、至誠をもってすれば、「祈らずとても神や守らん。」である。
今は吉運ではあるが、運勢としてはまだ多少微力であるから、更なる努力を惜しまなければ、百事成功疑いがない。

断曰)
本卦が澤地萃というのは、メジャー移籍が決まる前のポスティング時から、国内外でとても注目されたことをよく表しています。レンジャーズがポスティング史上最高額で落札し、6年6000万ドルという大型契約成立して、入団会見、札幌での日本ハム退団会見と、さらに注目度は高まり、報道もエスカレートしましたが、出た卦によく表れていると言えます。
化爻の三爻は、オーナー(上爻)との不和を暗示しており、ダルビッシュ投手の意図と球団上層部との確執があり、精神的なストレスがある憂いがあります。しかし監督やコーチ(四爻)は理解を示し、慣れ親しむという形象で、大きな支障にはならないでしょう。
之卦の澤山咸は、初爻-四爻、二爻-五爻、三爻-上爻がすべて応じ、陰陽が良く感応し合い、活気あふれる形象ですが、徐々に監督やコーチはじめチーム同僚とも溶け込み、成功する暗示です。ただし礼を失しないよう、注意すべしとありますが、総合的に判断して、あまりに大きな期待に相応する結果が出ず、オーナーや米国マスコミから厳しい評価を受ける時もあるが、徐々に米国の野球環境にも慣れてもてる力を発揮し、15勝はクリアする!と占断しました。

日本でも米国でも、ものすごい注目度の中で大変ですが、それを力に変えて、ぜひ15勝と言わず、大リーガーをバッタバッタと三振で斬り、20勝目指してがんばってほしいですね。
開幕が今から楽しみです。

                    至誠通天

この記事はお役に立ちましたか?

★をクリックしてください。

平均評価 / 5. 投票数