四柱推命学・算命学 開運法

相場の格言『戌亥(いぬい)の借金、辰巳(たつみ)で返せ』に対する命理学的考察

年末年始は横浜の実家で過ごし、母や祖父母の墓参、梅山家の新年会、家内の松村家新年会と、なかなか新聞もまともに読むことができませんでしたが、元旦からのたまった新聞を読んでいたら、編集手帳に興味深いことが書かれていましたので、下記に掲載させていただきます。

パイプ状の鋼鉄が、編み目模様を織りなして夜空に高く延びていく。年をまたいで、試験的にライトアップされた東京スカイツリーは、どこか銀鱗ぎんりんを輝かせて駆け昇る龍のようでもあった。
十二支の動物の中で辰年の龍だけは実在しない。ならば多少は眉唾な話で景気づけてもよろしかろう。古くから相場の格言に『戌亥(いぬい)の借金、辰巳(たつみ)で返せ』とある。『辰巳天井』とも言う。辰年と次の巳年は好況極まり、もうけ時が来るとの経験則だ。
12年前、2000年頃はIT景気に沸いていた。もう一回り前の1988年はバブルのまっただ中で、翌年の巳年に日経平均株価が史上最高値をつけている。なるほど、さもありなん…と期待しよう!
東京証券取引所などで、きょう大発会が催される。あすは築地の初競りだ。バブルまでは願い下げだが、昇龍のごとく地震と津波の試練を乗り越え、社会保障改革にもメドをつけて、経済を立て直したい。
『手を〆しめて初立会の勢きおひ年 上川井梨葉』
人々の視線を皆、上向きにさせるスカイツリーもいよいよ、この春に開業する。仕事始め、何よりまず顔を上げていきましょう。
(2012年1月4日 読売新聞「編集手帳」より)

辰巳の2年はどうして景気が良いのか?命理学の観点から考察してみました。

1)酉-辰の支合、巳-酉の半会
 支合は各々の支を強め、半会も三合(この場合は巳-酉-丑の三合金局)には及ばないが、旺(この場合は酉)の五行と象意を強くする。また半会期には異次元融合する。
 酉の五行は金、方位は西、季節は収穫期の秋等の意があり、金運財運が高まる暗示はある。
 また半会には異次元融合という意があるが、ITバブル、不動産バブルの経済バブルはまさにその象意の表れと言える。
 生年月日時に酉を支に持つ人には、上記の象意が表れやすく、その人を中心に景気はアップすると思われる。
                        支合図

支合図

                        三合図

三合図

2)辰巳は方位で東南、易卦は「巽」、九星定位では四緑。
 まとまる、斉う(ととのう)という象意を持ち、商売運の良いときを意味する。
3)辰年=龍年 これに関しては12/27、1/6の記事を参照ください。

一方、戌亥の2年はというと、
1)卯-戌の支合、亥-卯の半会
 支合は各々の支を強め、半会も三合(この場合は亥-卯-未の三合木局)には及ばないが、旺(この場合は卯)の五行と象意を強くする。また半会期には異次元融合する。
 卯の五行は木、方位は東、季節は春種まき期等の意があり、起業、拡張期を意味する。
 また半会には異次元融合という意があるが、今までとは桁違いの投資による借金をしやすいと言える。
 生年月日時に卯を支に持つ人には、上記の象意が表れやすく、その人を中心に新たな事業展開がなされるのであろう。
2)戌亥は方位で西北、易卦は「乾」、九星定位では六白。
 援助、投資等の象意を持ち、将来に向けての投資のときを意味する。

こうしたバイオリズムは、世界、国家、会社、個人のどのレベルでも当てはまり、そうした古からの叡智とも言えるバイオリズムを知り、生かしていくことが、まさに運命を創(つく)り、開運につながるのだと、改めて認識したウメサンです。

今日は7日、無病息災を祈りつつ、七草粥をいだきましょう!!

追伸)
昨日6日小寒が、ウメサンの仕事はじめでした。
珍しく2日続けて投稿できましたが、また明日から鑑定会、出張鑑定、講座、そして新年会が続くため、いつものペースでの投稿になってしまうと思いますが、今年もよろしくお願い致します。

この記事はお役に立ちましたか?

★をクリックしてください。

平均評価 / 5. 投票数