台風6号がもたらした北からの冷気により、しばし避暑地にいるような過ごしやすい天候が続いていましたが、立秋を過ぎてから、再び猛暑が復活し、毎日蒸し暑いという形容では生ぬるい、蒸し風呂状態の日々が続いていますね。
今年の夏は、大震災による原発事故のため、全国的に節電が願われる中、ウメサンも事務室のエアコンは稼動せず、冷蔵庫で冷やしたタオルで頭に鉢巻をしつつ、扇風機を回してデスクワークをしていますが、いやあ、本当に我慢大会の様相ですね。
暑い中にいるだけでも体力が消耗するようで、最近は22時ともなると疲れて、いつのまにか畳の上に横になり、寝てしまっているような日々の繰り返しです。
さて、大震災から5ヶ月を経ましたが、下記のような記事を目にして気になったので、今回はこの件に対し、風水学の観点から論及したいと思います。
「千年に一度の巨大地震の世紀」首都圏直下型や3連動型の可能性も
産経新聞 8月3日(水)3時15分配信
「東日本大震災規模とされる平安時代の貞観(じょうがん)地震(869年)や関東直下型地震、東海・東南海・南海地震の3連動とみられる仁和(にんな)地震など9世紀に起きた地震が、阪神大震災(平成7年)以降の地震の状況と酷似していることが、産業技術総合研究所の寒川(さんがわ)旭(あきら)・招聘(しょうへい)研究員(地震考古学)の分析でわかった。近い将来に首都圏直下型や3連動型地震が起きる可能性が高いとの見解を示し、「千年に一度の巨大地震の世紀になるかもしれない」と警鐘を鳴らす。
寒川氏は、古代以降の文献史料とともに、各地の遺跡で発掘された地割れや液状化現象による噴砂などの地震痕跡を調査。9世紀前半に関東北部や東北などでマグニチュード(M)7前後の地震が相次いだ後、貞観地震が発生していることを確認した。
貞観地震は当時の歴史書「日本三代実録」に、「海は猛(たけ)り吼(ほ)え、津波が怒濤(どとう)のように多賀城下に押し寄せ、千人がおぼれ死んだ」と記述。当時の海岸から約5キロ内陸の多賀城跡(宮城県多賀城市)周辺では道路が寸断された跡が見つかり、仙台市などでは津波で運ばれた堆積物もあった。
878年には関東南部でM7以上の直下型地震が発生。887年の仁和地震では、日本三代実録に「都(京都)の建物は倒壊し、圧死する者多数。海岸には海潮(津波)が押し寄せ、無数の人がおぼれ死んだ。大阪湾岸も津波被害が甚大だった」と記録。東海から四国にかけて甚大な被害があったという。
寒川氏の分析によると、最近数十年間に秋田などで死者100人以上を出した日本海中部地震(昭和58年、M7・7)や阪神大震災(M7・3)、新潟県中越沖地震(平成19年、M6・8)など各地でM7前後の地震があり、その後東日本大震災が発生した点が、平安時代の状況と共通していると指摘した。
首都圏直下型地震や東海・東南海・南海地震について寒川氏は、いずれもフィリピン海プレートの影響下にあり関連が深く、過去の首都圏直下型や仁和地震に匹敵する3連動型地震が発生する可能性が高いとした。
また、6月30日に長野県中部で起きた震度5強の地震は、千年あまり活動がなかった牛伏寺(ごふくじ)断層付近で発生。7月5日にも和歌山県北部で震度5強の地震があったことからも日本列島が活動期にあることが改めて浮き彫りになった。
一方、古代以降、M8・2程度の元禄関東地震(1703年)や3連動型の宝永地震(1707年)があった「18世紀初め」、安政東海地震(1854年)や、高さ9メートルの津波が襲ったという翌日の安政南海地震、死者1万人といわれる安政江戸地震(1855年)が起きた「幕末」にも巨大地震が集中したが、三陸沖では東日本大震災に匹敵する地震はなかった。
寒川氏は「東日本大震災では『想定外』という言葉がしばしば使われたが、文献史料には過去の巨大地震が詳しく記されており、決して想定外ではない」と話した。
古村孝志・東大地震研究所教授(地震学)の話「これまで、江戸時代以前のデータは不確かさがあるということで防災対策などでもあまり注目されなかったが、今回を教訓に文献史料などを見直さないといけない。東日本大震災後の余震は以前より落ち着いてきたが、陸のプレート深部はまだ動いており、バランスをとるために再び大地震が発生する可能性が高く、対策が急がれる」
上記の記事を読んで、今回の大震災は、まさに千年に一度の大震災であったことを痛感しました。
風水学では、天運(星々の位置関係が築く天体の場により生じる運氣の旺衰)は三元九運により、地運(地球の地表を流れる龍脈の旺衰)は両元八運により変遷するとされています。
天運は、20年サイクル/1運×9運=180年を一元とし、大三元540年がより大きなサイクルとなります。
一方地運の場合、ひとつの運のサイクルは一定ではなく、18年、21年、24年、27年の4パターンありますが、8運を一元とし、計180年で、天運の一元と同じサイクルです。地運の場合は両分するので360年がより大きなサイクルとなります。
540と360の最小公倍数は1080ですね。
そうです!
約千年に一度、天運と地運の大きなサイクルが一致するのです!!
このことを気づいたとき、感動というより背筋がぞっとしたウメサンでした。
天災は、その名のごとく天が与える大自然的試練であり、避けようがありません。
科学的な分析でもかなりの確率で連動する大地震が予測され、風水学的にも裏付けられるとすれば、我々にできうることは、その事実を甘受し、今回の原発事故のような人災が重ならないよう、十分な備えをすることではないでしょうか!!
追伸
大阪に向かう新幹線の中、スマホからの投稿です。まだスマホの操作に慣れていないため、誤字脱字、文章構成のまずさがあると思いますが、お許し下さいm(__)m
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