～小樽にて風水鑑定を行いました～

いつもはパソコンからですが、初めて、スマートフォンにて宿泊ホテルから投稿します。
昨日、小樽市にお住まいのX様のご自宅と事務所の2箇所を、風水鑑定させていただきましたので、簡潔にレポート致します。
小樽は人口13万ほどの小都市ゆえ、具体的な職種や家族構成などを記すと、お客様が特定できてしまう可能性があり、詳細な内容は記せないため、かなり抽象的なレポートとなりますが、すみませんm(__)m
X様は昨年、ある疾患により仕事中に倒れ、救急車で運ばれて緊急手術を施し、奇跡的に一命をとりとめることができました。
X様は若い頃からスポーツをされ、体力には自信があったそうですが、突然の予期せぬ凶事でした。
現在リハビリ中ですが、今夏には仕事も再開する予定です。
再開前に風水環境を整えた方が良いと、学生時代からの親友であるT様より勧められて、今回のご依頼となりました。
最初に事務所、夕方からご自宅を鑑定させていただきました。
事務所は第８運入宅、寅山申向
ご自宅は第８運入宅、申山寅向
でした。
どちらももちろん総氣口である玄関口、バルコニー口にて下盤（※）しましたが、2m以上離れて下盤する一般的な測定方法では、
事務所は癸山丁向、
ご自宅は丁山癸向
となり、30度以上の誤差が生じます。
木造家屋ならここまでは誤差が生じませんが、どちらも鉄骨造りの建物ゆえ、こうした大きな誤差が生じざるを得ません。8方位でも、事務所が西南向き（南向き）、東北向き（北向き）と、異なってしまうのです。（　）内は一般的下盤法による８方位向き。

一般的な下盤法では、
事務所玄関の坐星8向星8、昨年の九星は3、
社員通用口の坐星9向星7、
自宅玄関の坐星8向星8、昨年の九星は3、
寝室ベットは坐星8向星9
となります。
一方、三元玄空地理による氣口面での下盤法では、
事務所玄関は坐星8向星2、昨年の九星は5、
社員通用口は坐星5向星8、昨年の九星は2、
自宅玄関は坐星2向星8、昨年の九星は5、
寝室ベットは坐星2向星5
となります。
さらに自宅の坐には昨年歳破が回座することになります。

明らかに後者のほうが、事務所、自宅両方の氣口に2と5が重なっており、昨年重大で生死に関わる疾患が起こった事象に適合していることがわかります。
氣口の坐星向星に本命卦がきている場合は、なおさらその人に凶事が降りかかる憂いがあります。
実はX様の本命卦は8なのです！
後者の場合、すべての氣口の坐星か向星に8がきており、8（八白）は第８運時においては最旺と言えども、2、5が重なれば、凶事が降りかかる憂いがあるのです。

改めて、三元玄空地理による下盤法が正しいことをいまさらながら実感したウメサンでした！

X 様も鑑定説明を真剣に聞かれておられました。
必要な化煞法、対策をお伝えし、仕事再オープンに適した日時を玄空大卦擇日してお伝えすることをお約束し、鑑定を終えました。


鑑定後おいしい鮮魚のお店でごちそうになり、ホテルまで車で送っていただきました。

宿泊ホテルは、ホテルヴィブラントオタルでしたが、破綻した北海道拓殖銀行小樽支店をリフォームしたホテルで、石造りの重厚感ある建物で、感銘しました。

このホテルは、都市景観の保全を図るために1992年に制定された「小樽の歴史と自然を生かしたまちづくり景観条例」によって指定された「小樽市登録歴史的建造物」のひとつですが、他に全部で６６戸の建物が指定されています。

１５日～１６日は平日ということもありますが、観光都市である小樽市内は閑散としていました。

３・１１の大震災により、中国、台湾、韓国からのインバウンドが来なくなったことが主原因のようですが、日本人観光客自体も減っているようです。

これは小樽に限らず、道内全体の傾向だそうです。

実際どのホテルも客室稼働率は例年に比べかなり低く、ひどいときは一桁という日もあるようです。
ホテルの中には、年内は休館というところもあると聞きます。
今回の大震災の影響が、日本全国的にいかに深刻かを実感しました。

しかし、歴史的に見ても、いく度かの天災、戦災という大試練を、国が一体となって乗り越え、その都度伝統の上に新たな文化文明を築いてきた歴史のある日本民族ですから、年内は甘受しつつ、来年の壬辰年は龍の年、新たな時代の幕開けを迎えると確信しています。

かくいうウメサンも、微力ながら、自分に何ができるか、天は何を願っているのか、自問自答しつつ、より日本人という自覚を持って、がんばっていこうと決意させられた北海道出張でした。

画像は、上から

ホテルヴィブラントオタルの全景

ホテルヴィブラントオタルの２階ロビー（２枚）

夜間ライトアップされた旧日本銀行小樽支店

※下盤・・・羅盤により、坐向、来龍、水口、来去水等の方位を測定すること。