風水鑑定 風水探訪

~2010.12.21 小山須賀神社風水探訪記~

クリスマスですね。喪中につき、今年のクリスマスは静かに迎えています。
さて今回は、21日に小山市にあるS様宅の風水鑑定を行う前に、近くにある須賀神社に参拝してきましたので、風水師の観点から探訪記を記したいと思います。

小山市内での風水鑑定は、今まで相当数の鑑定実績を積み重ねてきたウメサンですが、実は初めてでした。
S様宅の周りは、今回探訪した須賀神社だけでなく、寺院がいくつかあり、またキリスト教会も寺院と隣接しているという住宅地で、とても閑静ではありますが、何かカオス的な氣を感じる地域でした。
いつも現地には、30分~1時間前には行くことにしているウメサンなのですが、それは早めに行って、鑑定する物件の回りの環境を観察するためです。
そして、前日予め住宅地図で調べておくのですが、もし近くに神社がある場合は、鑑定前に参拝することとしております。
目に見えない氣の流れや氣の質量を肌身で感じ取り、さらに巒頭と理氣の理論の観点から、回りの風水環境と屋内の氣の分布を判断するのが風水師ですが、その地を治める神霊へ挨拶し、ふさわしい鑑定とアドバイスができるように祈願することは、とても重要だと実感しております。
今回も、予定では1時間前には着くよう、家を出発したのですが、あいにく大宮からの宇都宮線が、車両点検のために30分以上停車してしまったため、S様宅に着いたのが約束時間の10分前でした。
そこで先ずS様宅に挨拶をして、先に須賀神社へのお参りを許可していただきました。
S様宅のすぐ近くに、須賀神社への表参道がまっすぐと神社に伸びていました。
参道は途中、国道で遮られており、信号待ちをしないと大鳥居には行けないようになってしまっており、氣の流れがそこで寸断されてしまっているのが残念でした。
20101221 小山須賀神社の茅の輪鳥居大鳥居をくぐると、50mくらい先にまた鳥居がありましたが、茅の輪が設けられていました。(左画像参照)
茅の輪というのは、大祓(おおはらえ)の行事のときに、チガヤまたは藁で作られる大きな輪のことで、この大祓は6月と12月の晦日(新暦では6月30日と12月31日)に行われる除災行事だそうです。
犯した罪や穢れを除き去るための祓えの行事で、6月の大祓を夏越の祓(なごしのはらえ)、12月の大祓を年越の祓(としこしのはらえ)というのだとか。
地方によっては、6月の大祓は夏越神事、六月祓と称したり、6月、12月合わせて輪くぐり祭と呼ぶところもあるようです。
と偉そうに説明したウメサンですが、この茅の輪の実物を拝み、そしてくぐったのは、実は初めてでした。
くぐってみてどうだったかというと、心を正されるというのが率直な感想でした。
20101221 小山須賀神社茅の輪をくぐると神門がデンと構えているのですが、途中にある手洗い場で、両手と口を洗い、神門前をくぐり、50mほど歩くと本殿です。(右画像参照)
須賀神社は、「祇園さま」「天王さま」とも称されており、創建は、天慶3年(940)4月、藤原秀郷公が京都の八坂神社より御分霊を迎えてまつったことによるのだそうです。
御祭神は、素盞鳴命(スサノオの命)・大己貴命(大国主神)・誉田別命(八幡神)の三神です。
ご神徳としては、厄除開運、縁結び、商売繁昌などです。
参拝後、早速羅盤を取り出して下盤してみましたが、24山では戌坐辰向、玄空大卦では坐が父卦のひとつ艮卦でした。本殿も神門も同じでした。
現在の本殿竣工は昭和初期としかわからず、第3運または第4運です。
第3運ですと玄空飛星では旺山旺向、第4運ですと双星会坐となります。
神門回廊は、平成8年竣工ですから第7運、玄空飛星では旺山旺向です。
神社仏閣を風水探訪していつも思うのですが、神社仏閣の場合、玄空飛星による吉凶論は当てはまらないということです。神仏が長い間しっかりと神官や住職により、歴史的に祈り祀られ続け、そして多くの参拝客が訪れている神社仏閣であればあるほど・・・。霊験あらたかなる神社仏閣は、むしろ第8運の現在、玄空飛星の凶星が氣口にくることが多いのです。
この須賀神社の場合も、本殿玄関の向星は3(第3運なら)または2(第4運なら)で、神門の向星は7です。どれも玄空飛星では凶星とされ、また第8運期には衰氣ばかりです。もちろん創建された頃は当令していて、氣口の向星も旺氣を受けていることがほとんどなわけですが、失令後も、様々な悩みを抱えて祈願に訪れる方々を敢えて迎え、その心を癒し、願いを受け止めることのできる、懐の深い神様や仏様だからなのかもしれません。

また、見た目には決して動くことのないご神体やご本尊を祀っている神社仏閣は、むしろ陽宅というより陰宅の理論が適合し、巒頭はもちろん理氣においても、三元派、玄空大卦派で云うところの龍山向水というファクター(三合派で云うところの龍穴砂水向の地理五訣)で看ていくべきではないかとつくづく感じます。
今回は時間もなく、地理地勢からの巒頭的観察も、龍山向水をファクターとした玄空大卦の観点における実地調査もできませんでしが、今後の神社仏閣探訪では、ぜひ試みていきたいと思います。

さて、須賀神社での参拝を終え、S邸の風水鑑定を行いましたが、我ながらなかなか冴えた観点でのアドバイスができたかなと自負しています。
これも須賀神社のご神徳のおかげと、感謝してやみません。
(鑑定内容は割愛させていただきます。なおS様に限らず、ほとんどのお客様は守秘義務を守らねばならない場合が多く、ブログにてご紹介する鑑定例は、匿名も含めほんの一握りしかできないことを、この場をお借りしてお詫び致します。)

さあ、今年も今日を入れて残り1週間ですね。
明日ウメサンは、お台場小香港6階にて、年末恒例となった『2011年強運をつかむ風水』セミナーを2ラウンド行い、対外的には仕事納めです。
しかし母の急逝からしばらくお休みをいただいていたので、鑑定書作成等何件かお客様をお待たせしており、ぎりぎり30日まではデスクワークに追われそうです。
あと1回は記事を投稿したいと思っていますが、お約束していた馬来西亜陰宅風水旅行記は、年越しになってしまいますm(__ __)m
読者のみなさんも、気忙しい年末の日々と思いますが、
終わり良ければ全て良し!
一年を気持ちよく締めて、良い年を迎えましょうね。

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