風水学 風水探偵 風水学セミナー

~4/10 姚江の会にて、『しあわせを呼ぶ風水セミナー』を催行させていただきました~

4/10、作家の林田明大先生が主宰する姚江の会にて、『しあわせを呼ぶ風水セミナー』と題して登壇させていただきました。場所は池袋にある東京芸術劇場会議室でした。
今回はそのレポートですが、今回は林田先生のブログ『夢酔独言』の4/13投稿記事から転載させていただきます。いつもの、語る側のウメサンによる一方通行的な内容とは異なり、受講いただいた側からの、それも林田先生という鋭い視点からのレポートで、登壇したウメサンにとっても、シュタイナー思想との接点をはじめ、いろいろと気付きと反省をいただけて感謝でした。

それでは以下、転載させていただいた記事です。

●中国風水のキーワードは「氣」です
■「キーワードは〈氣〉です」

「姚江の会」主催ということで4月10日に開催された楳山天心先生のご講演
『しあわせをよぶ風水セミナー、強運を掴む住まい』
 についてである。
 図や写真を使っての具体的な話もあって、このブログ上で講演の内容を文字だけで伝えるというのは出来ないのだが、冒頭の風水についての説明や、印象的な話を以下記させて頂く。

「1時間ばかり話します」
「風水は〈術数〉です」
 との前置きで始まったのだが、結果、質疑応答も含めて、90分くらいはかかったように記憶している。
 今回は、
「巒頭(らんとう)風水」
 といって、風水の目に見える分野であるところの「地理・地勢」の良し悪しに関する話であった。
 では、「巒頭風水」以外に何があるのかといえば、目に見えない分野としての
「理気風水」
 がある。
 つまり、「時間・方位」で良し悪しを判断するのだという。
 風水という言葉は、テレビや雑誌でおなじみのドクター・コパが、約15年ほど前から全国区にしたのだそうだが、楳山先生は、ドクター・コパとは違って本格的な「中国風水」なのだ。
 その点で、私も俄然興味が増した(笑)。
「キーワードは〈氣〉です」
 とのこと。
 で、その「氣」には、善い影響を与える
「生氣(せいき)」
 と悪い影響を与える
「邪氣」
 があるというのだが、邪気の話では、日本鍼灸の横田観風先生の話と共通する。
「邪氣を入れないで、出来るだけ生氣を活かすのが風水師の役目であり、羅針盤や活版印刷や火薬が中国で発明されたことに加えて、中国の偉大な発見の一つにこの
〈氣〉
 があります」
 とのことであった。

■中国の風水の起源は、元々墓の風水だった

 続けて、
「三才」
 についての説明があった。
 三才とは、
「天の氣」
「人の氣」
「地の氣」
 の三つをいう。
 天の氣とは、天体が作り出す宇宙の場が築くエネルギーのことで、雨や雲なども含めている。
 人の氣とは、学問や武術で練るところの人のエネルギー。
 地の氣とは、大地がもたらすエネルギーのことで、山の尾根伝いに氣がやって来るのだそうで、そのことを、
「龍脈を辿ってくる」
 と称するという。
 この三才については、ルドルフ・シュタイナーの一元的三元論、分かり易く言えば、人は、「物質界」と「心界」と「精神界」に生きている、という話を思い出した。あるいは、人は、おおざっぱにいって、「物質的身体」と「心」と「精神」の三つの体で出来ている、と言い換えてもいい。
 シュタイナーの言う物質界は、山や川や海、宇宙といった目に見える自然界のこと、心界とは、私たちの目には見えない心の世界、つまり大自然や夜空を見て感じた世界、それらが文学や詩や絵画や音楽として表現されているわけだが、そんな心の世界があり、もうひとつ、やはりこれも目には見えないが精神界というものが存在している。
 例えば、月や太陽は独自の法則性のもとに宇宙を動いているのだが、その法則は目で見ることが出来ない、とはいえ私たちの精神の力で知ることが出来ているのだが、天体独自の世界があるのだ。
 もちろん、この三才は、『』つまり儒教と無縁ではない。

 中国の風水の起源は、元々墓の風水だった。
 つまり、どういう墓を作ったら、子孫が繁栄するのか、というのである。
 陰陽思想で言えば、風水は、

 と呼ばれる
「墓地風水」
 と

 と呼ばれる
「居宅風水」
 とに分けられ、今日では、後者の居宅風水が盛んになっているのだとのこと。
 この続きは、また改めて。
        (林田先生のブログ『夢酔独言』の4/13投稿記事から転載)

シュタイナー思想に対しては、今まで造詣が深くありませんでしたが、今回大変興味を抱きましたので、早速アマゾンにて『シュタイナーの美しい生活~建築から服飾そして言語~』を注文し、学ぶこととしました。
後日、その感想をブログ記事にて報告させていただきます。

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