風水学 風水鑑定 擇日

~2年前に新築風水鑑定をさせていただいたF歯科医院に行ってきました~

暖かくなったと思ったら、翌日は寒くなり、温度差の激しい季節ですね。
三寒四温というのは、中国本土における秋口から初春の気象パターンですが、少なからず我が国日本においても当てはまっていると感じますね。今月に限っては、“三寒二温!?”っていうのがウメサンの実感するところですが・・・。

さて今回は、2年前に新築設計段階での風水鑑定アドバイスをさせていただいたF歯科医院に、17日伺いましたので、そのレポートです。
F歯科医院は今から25年ほど前に開業されましたが、旧医院が手狭になったということで、近隣の土地を購入して新医院を建設されることとなり、2007年11月に風水鑑定のご依頼をちょうだいしました。
すでに建築設計事務所はF院長が決定しておられましたので、今回は新築設計に対する風水鑑定アドバイスをさせていただきました。
すでにお客様が設計士を決められている新築設計の場合、現地鑑定時に施主、設計士、ウメサンの三者で、風水鑑定結果を基にして、坐向決定、氣口(玄関や裏口等)の位置、大まかな間取り、門やガレージの位置やガーデニングの仕様等を打ち合わせ、その後何度となく施主様や設計士の先生とやり取りして、基本設計が完了するまで責任を持って指導させていただいております。
今回は磁場測定も行いましたが、測定の結果、磁力の数値が平均より低く、また位置により、かなり数値のばらつきがありましたので、氣場改良工事(※1)も行うこととなりました。
巒頭(外環境)上、東北方位に大きな建物があり、西南方位が大きく開け、また主要道路も走っていますので、建物の坐向は、東北を坐とすることが建築上の必須要件となります。
第8運 寅坐申向
敷地は、個人医院としてはかなり広い300坪近くあり、平面図上は長方形でしたが、敷地の辺に平行に建てると、寅坐申向となります。
このまま建築すると坐が病院にはお勧めできない寅山となるだけでなく、格局としては『上山下水』となり、さらに氣口の向星が2(二黒)となるため、思い切って建物全体を振って、丑坐未向とするようご提案しました。
敷地の辺に対して建物を振るということは、狭い敷地内に建築する日本の建築文化ではタブーに近いこともあり、当初、施主のF院長、建築士の先生共々、難色を示されたのは当然です。それも31度も振るのですから・・・。
しかし、風水学上の意味を力説させていただく中、F院長ご夫妻が納得下さり、設計士の先生も受け入れて下さいました。
第8運 丑坐未向
なお今回は、敷地がかなり広いということもあり、31度も振ることができるのですが、敷地がもう少し狭かったら、先ずは難しかったでしょう。
第8運、丑坐未向ですと、正財の象意を持つ丑山で、格局は『旺山旺向』となり、先の巒頭上の要件(『外六事』※2)に合致し、吉格となります。
ただし、いわゆる鬼門である東北~西南を坐向とする場合、氣口が東北または西南にあると、年客星として五黄が廻ったとき、土氣が増幅し過ぎて強くなり過ぎ、凶作用を及ぼしやすいとされるため、玄関は南方位に開口しました。
新築工事は2008年9月に竣工し、F院長のバースデーかつ玄空大卦擇日で吉課式(※3)となる10/1の9:19にopenしました。
今回は新医院の隣地も購入されるということで、その鑑定依頼をいただき、今回の訪問の運びとなったのですが、初めて新医院を拝見できるということで、喜び勇んで伺った次第です。
P1010468-1最寄の駅までF院長夫妻が車で迎えにきてくださいましたが、ご夫妻ともとてもお元気で、先ずは安心しました。そして車中で、新医院は経営上順調で、特に移転前よりずっとスタッフが精神的にも人間関係上も安定しているとのこと、そして「ここは何か空気が澄んでいる感じですね。」というような感想の声を患者さんからよく聞かれるということなどをお話くださり、風水師冥利に尽きる喜びを感じました。
P1010472-2
現地に着くと、立派な西洋風の建物がとても栄え、31度振ったことによってかえって趣が出ている感じがし、我ながら見とれてしまいました。
もちろん設計された先生のセンスもすばらしいのですが、巒頭上の要件ともマッチした風水的な美を実感させていただきました。
(上の画像は全景、下の画像は裏口から建物裏側で、建物向きがだいぶ振られているのを感じていただけると思います。なお休業日ゆえ、車は停車していません。)
F院長は、経営理念もすばらしく、また歯科医としての技術も定評があり、さらに奥様が経理として院内でサポートされている様子を拝見し、今後のさらなる発展を確信しました。もちろん運勢というものは、年や月などの客星により風水的にも変化があり、人の運勢も十年ごと、一年ごと、月ごと変化しますが、F院長ご夫妻なら、試練も甘受して肥やしとし、さらなる成長発展へとつなげられるだろうと感じました。
今後も風水師として、責任持ってサポートして行かなければと、帰路の車中で気を引き締めさせられました。

※1 氣場改良工事;磁場改善用の炭と、天然水晶玉を埋設する工事。今回は、太極部+敷地回り六箇所に埋設。詳細は当方のHPにある氣場改良法を参照。この工事をすると、お客様より「以前に比べて空気が澄んだような感じがする。」という声をよく聞かせていただく。
※2 外六事;風水学専門用語で、巒頭上重要な要件とされる、山や河川、建物等の自然物、構造物
※3 玄空大卦擇日の吉課式;a主事(生年干支)とb建物の坐とc日干支を三方口訣と呼び、天(c)地(b)人(a)の氣が揃うときを吉課式とする。年にそうあるものではない。バースデーと重なるということ自体、F院長の強運と、今回の新医院が天の祝福下にあることを感じざるを得ません。

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