本日26日は、羅盤使用禁忌日ということもあり、出張鑑定も講座も入れませんでした。理由は、バンクーバー五輪の女子フィギュアスケート観戦です。
サラリーマン時代と違って、自由業の今は、この辺が文字通り自由であり、ありがたいことです。愛国心がひときわ旺盛なウメサンは、2/6の禊ぎ用にいただいた『愛』『汗』の二文字が書かれた鉢巻を締めて、もちろん祖国日本代表の3選手、特に浅田真央選手の応援です。
ご存知のように、金妍児選手と浅田真央選手は、ジュニア時代から凌ぎを削るライバルですが、同じ1990年9月生まれ(金妍児選手は9/5、浅田真央選手は9/25)です。
2人の命式を算出すると次のようになります。(生時不明)
金妍児選手
生年 庚午丁 印綬 偏財 絶
生月 甲申庚 傷官 印綬 死
生日 癸酉辛 偏印 病
生時 不明
大運(10~19)癸未 比肩 墓
歳運2010年 庚寅 印綬 沐浴
浅田真央選手
生年 庚午己 印綬 偏官 絶
生月 乙酉辛 食神 偏印 病
生日 癸巳丙 正財 胎
生時 不明
大運(17~26)癸未 比肩 墓
歳運2010年 庚寅 印綬 沐浴
二人とも印星を2つ以上持ち、習得本能を生かし、天性である技芸の才能を開花させていることがわかります。金選手は印綬を2つ持ちますが、印綬は2つ持つのを上吉とし、とても芸術性が高く、一面気位も高いという特徴があります。
一方の浅田選手は、印綬星は干合して弱まっており、月支元命である偏印が強く、同じ芸術性でもこだわりがあります。トリプルアクセルにこだわったのがわかりますね。偏印星は、強い冒険心を持つ星でもありますので、ストイックなまでにトリプルアクセルに挑戦し続けたのでしょう。そして庚-乙の仁義の合もあるため、みかけによらず相当の頑張り屋でかつ負けず嫌いです。
大運、歳運とも同じ運気を迎えており、出会うべくして出会い、競い合うべくして競い合う、そんな宿命の2人だったのでしょう。
二人とも我が身日干は『癸』で秋月生まれゆえ、調候用神は木と火です。
二人とも生月干が木(金選手は甲、浅田選手は乙)で、年支が午ゆえ、命式内がすでに調候されている発展の命式です。
大運歳運の地支を見ると、二人とも大運では未~午~巳の火運を迎え、歳運としても寅の木運の2年に入っていますので、命式が暖められ、調候されています。
調候にはもちろん天干も大きな影響を与えますが、二人とも大運は癸(水)、歳運は庚(金)で、調候の働きはしていません。特に浅田選手にとっては、生月干『乙』が生年干と年干の妬合となり、妬みや誤解を受けやすい年です。
宿命的な差は、この庚の作用がひとつ上げられるかもしれません。二人とも生年干支の庚午と今年の年干支庚寅が大半会となり、努力次第で地位名誉を得る暗示がありますが、浅田選手のほうは妬合関係も生じるため、大半会の吉作用が金選手より出づらいことは確かです。
以上が、四柱推命学と算命学からの大まかな検証です。
正直お隣韓国の金妍児選手が金メダル、それも歴代最高得点というのは、こよなく日本を愛するウメサンにとっては悔しい!の一言が本音です。
しかしその圧倒的な強さとも言うべき、華麗で研ぎ澄まされた演技のすばらしさには、ただただ感銘しますね。
ここまでくるのに、想像を絶する練習をしてきたのでしょうし、何よりものすごく強い精神力に圧倒されます。
韓国紙によると、金妍児選手は2年前に、お母さんにすすめられてキリスト教の洗礼を受けたそうです。お母さんが言われるのは、「ヨナは一所懸命努力しているが、人間の意志と努力だけでならないのがある。」「神様への信仰と守護が必要だと感じ、決心した。」というのです。
話は変わりますが、今回の五輪で韓国は金6個、金銀銅合わせて11個を獲得しました。金0個、金銀銅合わせて4個の日本を圧倒しましたね、悔しいですが。
この差はどこからくるのか・・・!?
ウメサンは、精神力、精神性の違いだと思います。もっと具体的に言えば、愛国心の強さ、仁義礼信智の倫理・道徳に根付いた精神性をあげたいと思います。
韓国民の愛国心の強さは半端ではありません。かつて日本もそうだったのですが、総体的に見て、愛国心の欠如、礼節の欠如、自己管理能力の欠如は、目に余るものがあります。あまりに個の価値を守ることに指針を置かれた教育、十年くらい前からなされた「ゆとり教育」等の弊害以外の何物でもないと思います。
また、韓国には男子のみですが2年の徴兵制度があり、心身ともに鍛えられています。韓流ドラマや韓国の音楽が今も日本で人気があるのは、かつて日本人にあったが失われつつある大事なものを、彼らが持っているからではないでしょうか!?
韓国は日本の1/3ほどの人口ですが、五輪のメダル数だけでなく、経済、教育あらゆる面で、このままでは追い越されるのも時間の問題ではないかと危惧してやみません。
もちろん韓国のような徴兵制を採用することや、宗教的教育を願っているわけではありませんが、日本の伝統的な文化や精神性を大事にした教育というものを復興すべきであると心から思うこの頃です。そうした教育が、自然と愛国心をも高めることになると思います。
金妍児選手の強さは、強い愛国心と、絶対的な存在(キリスト教でいう神)を知ったことによる謙遜な心(実はそうした謙遜な心こそ最も強いのではないでしょうか!?)に根付いた高い精神性に裏打ちされたものなんだなと実感しました。
国境を越え、そんな金妍児選手の金メダルを心から称えたいと思います。
そして、失敗すれば評価0点なのに、誰も行わなかったトリプルアクセルを2度(ショートプログラムを入れれば3度)もチャレンジして成功した浅田真央選手の勇気と気概に、心から拍手を送ります。
この記事はお役に立ちましたか?
★をクリックしてください。
平均評価 / 5. 投票数