大変大変ごぶさたしましたm(_ _)m
なんと半月ぶりの投稿です。
ここ二週間というもの、風水鑑定、実践的四柱推命学講座や風水セミナーという通常業務のほか、来年に向けての特別セミナーの資料作成、HPのリニューアルにあたり、2010年のラッキーアイテムに関するページを中國屋さんのサイトへ移行する上での原稿作成、そして忘年会の乱立もあり、ブログ投稿を後回しにしてしまいましたm(_ _)m
今回は、2010年の運勢と題して、投稿させていただきます。
なお連載している浅草寺に関するコラムは、年内にはその3を投稿したいと思っています。
2010年の運勢
2010年(平成二十二年)の運勢を占う前に、前年(平成二十一年)の動向について、先に検証しよう。私が年運を占う観点はふたつあり、ひとつは干支(えと)の意味から、もうひとつは九星の年盤からの、二点からである。干支の観点からみると、平成二十一年は己丑(つちのと、うし)の年であった。一年前に当塾では、次のように占っている。
・・・平成二十年の干支は、己丑(つちのと、うし)である。己は紀に通じ、“紀律を正す”という意味を持ち、丑は新生児が手を伸ばして何かを掴(つか)もうとしている姿を表した象形文字で、“掴む、結ぶ”という意味を持つ。よって干支を総合すると、『紀律を正して己を律することができれば、チャンスを掴む。』という暗示、天啓を得ることができる。己も丑も五行は「土」ゆえ、己を律して地道に努力し続ければ、必ずやチャンスが到来する年だと言える。・・・
果たして干支「己丑」の暗示『紀律を正して己を律することができれば、チャンスを掴む。』どおり、国政においては、マニフェストを早々に国民に公表し、徹底した紀律を掲げ、政権交代を高々と謳った民主党が衆議院選挙において、自民党のダブルスコアの当選者を出すという予想をはるかに超える圧勝を成し、55年間に及ぶ自民党政権は幕を下ろ、民主党、国民新党、社民党による連立政権が発足した。
あいかわらずの世界的不況に加え、デフレの進行で、経済情勢は暗いが、自民党政権下における無駄を徹底的になくすための事業仕分けにより、なんとか国民の信頼と評価を勝ち得た。これはまさに「己丑」の暗示の具現化以外、何物でもない。
また、後者の九星年盤の観点からはこう占った。
・・・平成二十一年は「九紫火星」の年である。九紫火星は自然に当てはめると?火?、方位では南を意味し、身体では『眼、心臓』そして二女、学問、技芸、文書など、色では赤、紫色を意味している。よってキーワードは『火』『赤』『先見性』『学問』『技芸』『文書』である。
9年前すなわち2000年は、20世紀最後の年ということで、ミレニアムの年と呼ばれた。この年の夏は、記録的猛暑に見舞われ、また、ロシア原子力潜水艦事故、コンコルド墜落事故、歌舞伎町テレクラ放火事件、群馬県新田郡尾島町の化学工場爆発事故等、大きな火災事故が多発した年であった。これは取りも直さず、九紫の象意『火』が具現化したと言えるが、今夏も記録的猛暑の憂いがある。そして、爆発炎上事故多発の憂いもあるので、火元の確認、整備と検査の徹底を心がけてほしい。
また九紫中宮の年は四緑に暗剣殺が付くので、予期せぬ航空機のトラブルの憂いがある。よって航空会社は、くれぐれも整備と検査の徹底を心がけていただきたい。なお四緑には?鳥?という象意もあるので、すわっ!鳥インフルエンザ流行か!?という憂いも否定できない。しかし九紫には『薬』という象意もあるので、対抗し得る新薬の開発も期待できる。薬品会社の開発研究部門に大いに期待したい。
そして九紫中宮の年は、五黄が坎宮に入るため、ワンマンな手法で成功してきた人や会社、組織は、行き詰まりを迎える憂いがある。実際国際情勢を過去に遡ってみると、2000年にはユーゴスラビアのミロシェビッチ政権崩壊、ペルーのフジモリ政権崩壊、1991年にはソ連崩壊等、ワンマンな体制をとってきた国家が終焉を迎えていることがわかる。
本年も、国際情勢としては北朝鮮の体制に大きな変化があるのではないか。アメリカでは8年ぶりにオバマ大統領のもと民主党政権が発足するが、国内においても今年の衆院選挙により、あまりにも長期政権が続きマンネリ化してきた自民党政権が幕を引き、新たに新党を加えた連立政権が発足すると思われる。今までワンマンな体制や手法で成功してきた人や組織は、水面下で革命的な動きが進行していると悟り、謙虚になって回りや下部の意見を聞き入れ、率先して協力体制で改革を進めていくべきであろう。
なお六白には歳破がつくので、大企業は引き続き試練の年である。九星年盤を見ると二黒が兌宮に入り、さらに天道天徳月徳という吉神が付き、三合の中心となるので、会社では従業員、家庭では家族を大切とすることが、好運をつかむポイントである。特に今年歳破が付く六白にあたる大企業は、ただ合理的なリストラに盲進することなく、右記のことを考慮してほしい。・・・
また、九紫には『学問』『技芸』という象意があるので、携わる学問や研究、芸事に没頭することにより、強運を掴むことができる。具体的には、学生なら試験合格、学者や研究者なら発明発見や開発、文学者や芸術家なら受賞や人気作品、技術者なら開発等に結びつく可能性がある。特に三碧が艮宮に入るので電子電気関係の研究開発が期待できる。実際過去を振り返ってみても、1982年には世界で初めてCDが造られ、1991年にはカーボンナノチューブが発見され、2000年には?IT革命?が流行語大賞になるほど、電気通信関連の開発商品化が進んだ。今年は、電気自動車等、画期的な開発実用化が期待できるが、電子電気関係のみならず、開発研究部門の人たちは、チャンスの年ゆえがんばってほしい。・・・
果たして平成二十一年は、大規模な火災が多発し、航空会社の受難、インフルエンザの流行、大手企業の業績不振等、九星年盤の象意が具現化した年であった。
残念ながら(むしろ、日本一暑い熊谷近くに住む拙者としてははずれて良かったが~苦笑~)猛暑の憂いとなる予測は見事にはずれた。しかし、3月には群馬で無認可老人ホーム全焼7人死亡、同じく3月FEDEX機の墜落炎上事故、4月桜島噴火、11月には高円寺の居酒屋火災で4人死亡、同じく11月、韓国射撃場での火災で死者十数名など、まさに九紫火星の象意である『火』が具現化した一年であった。
今年の流行語大賞は『政権交代』であったが、55年間与党として君臨してきた自民党が落日を迎えたのは、まさに六白に歳破が付く凶現象の代表である。
また航空業界においては、FEDEX機の墜落炎上事故のみならず、日本航空業界の草分けであり代表的航空会社である日本航空が業績不振で、国主導の再生に委ねざるを得ないという惨状を迎えてしまった。
そして鳥インフルエンザではなかったが、予想通り新型インフルエンザが大流行したが、予防接種用の新薬も開発され、タミフルの供給をはじめとして、製薬業界はこの不況の最中、軒並み黒字計上の盛況であった。
国際情勢を見ると、アメリカ合衆国では傲慢、強引と形容されてきたブッシュ政権が幕を閉じて、バラク・オバマ氏が初めての黒人大統領に就任し、8年ぶりの民主党政権が発足、北朝鮮では金正日総書記の体調不良に伴い、すでに三男の金正雲氏を後継とする体制へ準備が進んでいるようだ。
こうしてみると、まさに平成二十一年は、干支の己丑と九星の九紫火星が暗示するとおりの社会現象だったと言えるだろう。いつもながら、干支と九星が持つ深遠なる法則に、我ながら驚嘆せざるを得ない。
さて、前置きはこのくらいにして、いよいよ二〇一〇年(平成二十二年)の運勢の予測に入ろう。
先ずは九星からだが、平成二十二年は「八白土星」の年である。八白土星は自然に当てはめると?土?、?山?方位では東北を意味し、身体では背中、腰、指、鼻そして三男、若者、停止と変化などの象意を持ち、色では黄色、茶色を意味している。よってキーワードは『土』『山』『黄・茶』『停止』『変化』『若者』である。
9年前の八白中宮の年2001年、アメリカではジョージ・ブッシュ氏が第46代合衆国大統領に就任し、8年ぶりの共和党政権が発足、日本では小泉純一郎氏が第八七代内閣総理大臣に就任し、国政が大きく変化した年であった。そんな中世界を震撼させた大事件が勃発した。9月11日の米国同時多発テロである。この大事件をきっかけとして、テロ撲滅を名目としたアフガン進攻が米国主導でなされた。
革命的な音楽器機として、デジタルオーディオプレーヤーのiPОDが発売され、大ヒットしたのは記憶に新しい。新規・発明の象意を持つ三碧が技芸の象意を持つ離宮に入り、三合の中心となったゆえ、技芸のうちの音楽系にて、画期的開発がなされたのであろう。
本年も米国を中心として、国際的な大きな変革を余儀なくされるだろう。国内においても、国政の大きな方向転換がなされるだろう。マニフェストにしばられてきた民主党は、その足かせをはずさざるを得なくなり、鳩山首相に代わり新たな内閣総理大臣のもと、新たな船出がなされるのではないか。
そしてファッション界、音楽界、美容界等の技術芸能関連において、きっと画期的な発明や商品開発がなされ、一斉を風靡するに違いない。
また八白中宮の年は二黒に暗剣殺が付くので、中小企業や小売店、勤労者は倒産や失業の憂いがある。
実際2001年(平成13年)10月の完全失業率は5.4%と過去最悪を記録するなど深刻な事態が続き、失業者の増大にともなって、雇用保険は毎年1兆数千億円もの赤字が続いていた。本年もそうした憂いが懸念される。
一方大企業の象意を持つ六白は、新規、創造、発展等の象意を持つ震宮に入るので、うまく八白の象意である変化変革をなすことができれば、新たな好運期に突入できるだろう。
あと八白中宮の年は、五黄が家庭や勤労などの象意を持つ坤宮に入るため、家庭や会社内部において、例年より人間関係のトラブルや病気や災厄を被る憂いがある。9年前の2001年には、多発する家庭内暴力事件の対策として、DV防止法が施行されたのは記憶に新しい。本年は五黄に歳破がつくのでなおさら注意を要す。例年以上に家族間、社員間において、思いやりを旨とした交流を十分になしてほしい。そうすれば、かえって雨降って地固まるであろう。
ここまでは凶意を中心に予測してみたが、ここからは吉運、強運をつかむコツを中心に説明することとする。
先ずラッキーワードは『停止・変化・変革』である。現状のままでは停止、よって変革を要する年で、思い切った変革が成功の秘訣と言える。
ラッキーカラーは『黄』『茶』である。男性ならネクタイやハンカチ、女性ならネッカチーフやコサージュ等、ワンポイントでもよいから身に付けることを心がけるとよい。
次にラッキーな形であるが、平たい形や八角形になっている物である。
お勧めの開運スポット、デートスポットとしては、山または山のようなどっしりとした建物(表参道ヒルズ、フジテレビ等)に恋愛運アップの運氣がある。山と言えば、寺院には山号がついている。変革の成功を願い、今年はよくよく、金龍山浅草寺や成田山新勝寺などの寺院へ参拝し、願い事をかけるのもいいだろう。
九星年盤からの予測はこのくらいにして、干支の暗示に移ることとする。
平成二十二年の干支は、『庚寅(かのえ・とら』である。庚には「更新する」「革新する」という意味があり、一方寅は屋内で手を合わせている2人を表した象形文字で、「つつしんで協力する」「苦難を乗り越えて伸びようとする」という意味がある。干支を合わせると「事を改めるに、慎んで力を合わせなさい。そうすればどんな苦境も乗り越えることができるであろう。」となるが、これこそ、2010年に成功をもたらす精神的キーワードなのである。
最後に九星の八白土星と干支「庚寅」の暗示を総合してみると、「転換と変化の年で、心を合わせて改革に取り組めば新たにチェンジできる」という教訓を得ることができる。
深遠なる九星の年盤が暗示する全体的傾向と、精神的教訓である干支の暗示を心に止め、吉は積極的にアクションし、凶は十分に注意して、より幸運な一年となるよう祈願する。
平成二十一年十二月冬至
立命塾 塾頭 楳山天心
追伸)
HPは年末年始をかけて、全面的にリニューアルします。
1月中にはニューHP『風水師ウメヤマの風水鑑定』として、新たに登場予定です。
そのため、例年12月にアップしていた翌年の運勢に関しては、ブログのみでの投稿となります。
また7年間続けていた、九星別のラッキー風水アイテムに関しては当HPでは更新しません。
中國屋のHPに移行して、生年別のラッキー風水アイテムとして、近日アップされる予定です。
当方の勝手ながらの変更で申し訳ありませんが、なにとぞよろしくお願い致します
m(_ _)m
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