四柱推命学・算命学 風水学 擇日

~本日は羅盤使用禁忌日なり~

みなさん、こんにちは!
本日の日本は、全国的な秋雨ですね。ここ桶川の地も、晩秋の冷雨が降り続いています。
雨中における風水鑑定での羅盤使用は、傘もささずに行わざるをえないため、困難を極めます。
しかし本日は月に一日(正確には約27日ごと)ある羅盤使用禁忌日ゆえ、風水を生業としているウメサンにとっては待望(?)の休日でしたので幸いでした。
談氏三元玄空地理における羅盤禁忌日は別名、楊公忌日とも言われており、楊公とはいうまでもありませんが、唐代における稀代の風水師、楊イン松のことです。(インは竹冠に均)
この羅盤使用禁忌日は、中国の占星術「七政四餘」における羅ゴウ(らごう、ゴウは目偏に侯)に当たる日です。羅ゴウは別名、龍尾とも呼ばれ、西洋占星術ではドラゴンティルと言われます。
羅ゴウというのは、天球上における黄道(太陽の公転軌道)と白道(月の公転軌道)とが交わる点のうち、降交点のことです。
月の交点には昇交点と降交点の2つがあり、天球上で互いに反対の位置となりますが、七政四餘では前者を計都、後者を羅ゴウ、西洋占星術では前者をドラゴンヘッド、後者をドラゴンティルと呼んでいるのです。
そして天球上における月は、昇交点では黄道を南から北に通過し、降交点では北から南に通過するのです。
西洋占星術では、ドラゴンヘッドは吉、ドラゴンティルは凶とされることが多いようですが、ドラゴンティルにあたる羅ゴウは、七政四餘では「火之餘」とされ、この日に宇宙の縮小である羅盤を使用すると、眼を傷めるとされます。
談氏三元玄空地理第四代伝人である劉育才老師の門人、小川裕才先生から聞いた話ですが、実際に、この日を知らずに羅盤を使用してしまった劉老師の門人のお一人は、羅盤使用後、眼がちかちかして朦朧としてしまったということで、これを羅ゴウサツと呼んでいます。
恥ずかしながらウメサンにも情けない失敗談がありまして、この日をうっかり忘れ、玄関向きを定めるための坐向測定で羅盤を使用したことがあります。そのときは正確に測定したつもりが、玄関工事後に測定するとなんと大空亡(坐向線が四正、四隅の中心線上に乗ること)となってしまっていたのです。まさに目の前が真っ暗となりました。羅ゴウのサツを受けて、眼力が狂わされていたんだと実感しましたね。翌日測定をし直し、玄関の再工事を行なったのはもちろんです。
楊公の忌日でもありますし、龍尾とも呼ばれる羅ゴウの日に羅盤を使用することは、ぜひとも避けてくださいね。

なおこの羅盤使用禁忌日に関しては、
三元羅盤綱要(劉育才他著、小川裕才訳、東洋書院)の巻末に、2017年まで掲載されていますので、風水鑑定実践をされていてお持ちでない方は購入されることをお勧めします。(本の詳細は、上記リンクより参照下さい。)

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