7月最初の投稿となります。
今日は七夕ですね。埼玉地方の天気予報ではなんとか雲間から星空を垣間見ることができそうです。
雨の降らない夜は、犬の散歩ならぬ、猫(ジョナ、オス6歳)の散歩を家内といっしょにするのが日課で、ウメサンのメタボ対策にもなっており、ありがたいことです。
今夜はぜひ、雲間から天の川を拝み、願いをかけたいと思っています。
さてそんなロマンチックな日に、悲惨な事件について投稿するのは躊躇もあったのですが、敢えて検証させていただき、夜は天の川を拝みつつ、亡くなられた方々のご冥福も祈りたいと思います。
7月5日の日曜日夕方、大阪市此花区にあるパチンコ店で、ガソリンを撒いての放火があり、4名の方々が亡くなられました。容疑者の41歳男性は、翌日警察に自ら出頭しました。
店舗は雑居ビルの一階と二階にあり、出入り口は二面にあるため、坐向は2通りが考えられます。
住宅地図における真北を基準として磁北を割り出してみると、
1)壬山丙向(A図参照)
2)丁山癸向(B図参照)
の2通りとなります。
ただし1)の場合は、限りなく八方位の境界線に坐向線が乗る空亡に近いです。
今回は実地測定ではなく、あくまで住宅地図の真北より偏角させて割り出した磁北を基準としていますので、あくまでも推測です。(実際、出張鑑定の事前準備として、ウメサンは必ず住宅地図より磁北を調べていくのですが、現地で測定すると、かなり異なっていることが多々あります。)
この店舗のオーナーは、2007年に前オーナーからそのまま引き継いだということですから、三元九運は第8運ではなく、恐らく第7運と思われます。
実際第7運で1)2)の九星挨星盤を造ると次のようになります。
1)2)ともに、総氣口となる出入り口の坐星&向星は77となります。
ですから前オーナーが経営していた2003年までは財運があり、繁盛していたのではないでしょうか。
失令している第8運期においては、7の玄空五行は「火」ゆえ、火事の憂いがありますし、その他にも「横死」「泥棒」「口舌」などの凶象意もあります。
屋内に入ると、広いエリアに何列もパチンコ台が並び、営業中は絶えず器械音や音楽等様々な音が鳴り響くため、この失令した7(七赤)を刺激し、凶象意の現象化の確率がとても高かったと言え、少なからずこの風水環境が遠因と考えられます。
今年は北に五黄、6月は南に五黄が回座しているのでなおさらです。
ただし、前述したように1)の場合、限りなく空亡に近いため、空亡が遠因とも考えられます。
今回は実地鑑定したわけではないので、氣口にだけ焦点を当てて考察しましたが、これもあくまで推測です。
一般家庭や一般の会社の場合は、基本的に特定の人々が滞在するため、居住者の運氣の影響も大きく、たとえ風水環境が悪くても、*出卦していたり、強運の持ち主や、吉運期にある場合は、さほど風水環境の影響を受けないこともありますが、今回のパチンコ店のような不特定多数の人々が出入りする建物においては、風水環境、特に玄関等の氣口の影響がとても大きいと言えるのではないでしょうか!?
第7運期に完成し、入居した物件で、たとえ旺山旺向や双星会向であったとしても、(というよりこの2つの格局であるならなおさら、)2004年以降、特に昨年以降は、七赤が失令してしまっているゆえ、早急の対策を講じるべきであることを、改めて痛感したウメサンです。
最後に、再度犠牲となり亡くなられた4名の方々のご冥福を祈るとともに、重軽傷を負った方々の早期回復もお祈りします。
合掌
註)
※(人事)出卦・・・三元玄空地理における重要なキーワードのひとつ。
八卦飛爻に準じた納甲法(中天八卦)による八卦と天干を対応させ、坐卦と生年天干より割り出す。出卦している場合は、家屋の凶作用は免れるとされる。詳述は割愛しますm(_ _)m
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