今月最初の投稿となります。
風水が「天文地理」とも称され、歳星と称される12年周期の木星、木星と土星の会合周期が三元九運と同じ約20年であることなど、天文と地理風水との密接な関係があることから、5/30~31の2日間、立命塾卒業生のプロの風水師であり、かつ西洋占星術等にも精通したプロの占い師でもある山野井研介先生による『西洋占星術セミナー』を無事催行させていただきました。
山野井先生のやさしさあふれる丁寧な講義を通じ、西洋占星術に対する造詣が深くなかった私でしたが、10惑星各々が持つ星氣と、12星座、12ハウスの場がもつ氣の影響下にある我々の人生であることをしみじみと痛感でき、とても有意義な2日間でした。
今後も立命塾の特別セミナーとして、『研さんの西洋占星術セミナー』と題して実施していきたく思っていますので、乞うご期待下さい!!
さて話は変わりますが、先月K市にある薬局の風水鑑定を行いました。経営者であり、名医でもあるM先生の許可をいただきましたので、ざっくりとではありますが、鑑定報告をさせていただきます。(ブログ等で掲載する場合、仮名であっても必ずお客様の認可をいただくこととしております。)
現在この薬局は、損益を行ったり来たりという厳しい現状でした。
M先生の義兄は、現在は政界で大活躍されている元人気俳優で、この薬局にもかなり投資くださっているとのことでした。
ウメサンが高校時代は、その髪型をまねたほどの大ファンの一人でしたので、なんとしても経営が上向くよう、尽力せねばと決意しました。
羅盤で測定した坐向は、かなり差錯空亡に近いですが「丁山癸向」で、3年前新築の第8運の建物でした。
M先生は名医でありながらも、風水にもとても興味を持たれており、新築時には、八宅風水関連の本を熟読されて、それをもとに設計し、建築されたということです。
八宅派風水ということですから、当然玄関は、この薬局の責任者の本命卦と宅卦の吉方位に設けられていました。
もう少し詳しく言いますと、八宅派風水でいう、玄関の最適方位となる「延年方位」に玄関が、「生氣方位」に従業員通用口が設けられていました。
しかし現状は前述のとおりです。
玄空宅運盤を作成し、分宮方式で坐星と向星を配しますと、玄関出入り口には2と5が、従業員通用口には5と2が配されており、玄空飛星派風水をご存知の方なら誰しも大凶となることがわかると思います。
さらに階段には9と7が配され、従業員さんたちが上下する度に7(七赤)が刺激されるため、お金が入ってきてはそれ以上に出費となる、かなり悪い宅運でした。
この対策としては最善策として、玄関向きを壬向きにする坐向変換+玄関位置の移動をご提案しましたが、かなりの改築費が嵩むということで、涙を飲んで断念しました。次なる案としては、玄関向きを丑向きとすることですが、こうすると坐「未」が今年は歳破(*)ゆえ、着工は勧められず、来年も五黄が西南に回座してしまうので、結局2年後に玄関向きを変える工事をすることとなりました。
あと1年半余りありますが、五黄、二黒、七赤の氣を漏らすべく、ドアチャイムや柱時計、安忍水を設置して、最大限の化煞を施し、人事を尽くして天の時を待たれる決意をされたM先生でした。
バイタリティーあふれるM先生ですから、きっと損益ぎりぎりを保持して、2年後の玄関工事をきっかけに、大きく経営を上向けるに違いないと確信しております。
ウメサンも微力ではありますが、影ながら至誠通天することを祈願します。
*歳破…西洋占星術でいう木星(歳星)のオポジションとなる方位で凶。風水では坐に歳破がくるときは、増改築はタブー!!
追伸)
決して八宅派風水を、全面的に否定するものではありません。
かくいうウメサンも、宅卦と本命卦が一致するクライアント様には、玄空宅運を優先しつつも、机向きや枕向き、ベッドの位置などで考慮する場合もあります。
しかし時間的盛衰を考慮しないで八宅派理論のみを使用することは、危険であるというのが、ウメサンの実感ですm(_ _)m
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