～都市における坐向測定に四苦八苦しております～

こんにちは！
３月も中旬を迎えましたが、２日後は立春ですね。
今日ウメサンんちの庭には、アリたちがせっせと働き始め、スイセンの花や菜の花がうれしそうに咲いていました。いよいよ本格的な春の訪れですね。
さて今日は、久しぶりに風水鑑定をテーマとしました。
どの流派に限らず、風水鑑定では建物の坐向を定めることが大事ですが、この最も初歩的な作業が、現代ではとても難しいのです。
建物の坐向測定はもちろん羅盤で行なうわけですが、ウメサンは、
①建物の外、向となる氣口（玄関など）から２ｍほど離れた位置で測定
②向となる氣口が玄関である場合、玄関扉を開けた玄関線上で測定
③向となる氣口が玄関で、玄関扉がスチール製でない場合は扉を閉めて、屋外から扉に羅盤を直接当てて測定
という３通りの測定を行なっています。
３通りとも、各々４～５箇所、位置を変えて測定します。
具体的な測定法の手順を、①で簡潔にまとめますと、
「建物から２ｍほど離れ、建物の正面に立ち、建物の壁線に羅盤の経線を合わせ、羅盤の金属円盤部を親指で回して、天池にある指南線と指南針を合わせ、経線が乗っている二十四方位を坐向とする。」
となります。（実際に羅盤をお持ちでないと、わからないと思いますが…m(_ _)m　）
そして、実地には必ず住宅地図を持参し、住宅地図より割り出した磁北を比較材料とします。
ウメサンんちのような郊外で、まだまだ田畑の残る環境なら、磁針に影響を与える送電線塔や鉄筋鉄骨の建造物、電信柱、自動車（交通量の多い道路）や鉄道が近くにないので、①②③の測定結果は、１度以内で収まるのですが、都会の町中、特に鉄骨鉄筋の建造物が立ち並び、交通量の多いところでは、①②③の測定結果に大きな違いが出てきます。時には３０度とか、ひどいときは５０度とか異なる場合が出てきます。
こうした場合、どの測定結果を取るか、いつも神経を使うところです。
都会では、ウメサンんちが行なったような、玄空大卦の技法はとても難しいというのが現状です。
この辺は企業秘密でもありますので詳細はできないのですが、陽宅においては、やはり陽の氣が入る氣口の向きというのが、とても重要であることは間違いありません。
結論としては、住宅地図の情報を含め、①②③の測定結果を総合的に考慮して、坐向を決定致します。
実地鑑定すると、住宅地図から割り出した磁北とはずれていることが多いです。やはり磁場は一様ではないので、現場に行ってみないと本当の坐向はわかりません。
先月ですが、横浜市都築区で３年ほど前より洋風居酒屋の「まっち坊」を経営されている村瀬さんご夫妻がお台場風水鑑定会に来られ、図面鑑定を行ないました。
ウメサンの実家が横浜ということもあり、「今度飲みに行きますね、その時羅盤で測定します。」と約束して鑑定を終えました。
私の風水朋友である風水探偵団のMr.リュウこと斉藤さんをお誘いして、先月１７日に実際伺いました。
お店は横浜市営地下鉄のセンター南駅から３分ほどのところにあり、カウンター席含めて２２席というこじんまりしたアットホームな雰囲気のお店でした。

早速生ビールで乾杯といきたいところでしたが、ここはぐっと我慢して、早速二人で羅盤を取り出し、上記①②③にて測定してみました。
図面鑑定時は住宅地図から割り出した磁北を基準とした「第８運の丑山未向」でしたが、実地測定では「第８運の癸山丁向」でした。
この鑑定結果を踏まえて後日、図面鑑定の内容を修正してお知らせしました。
こういうことは都会ではよくあることです。やはり風水鑑定は実地鑑定をすべきで、特に現代では、そして都会ではなおさらです。
さて話を「まっち坊」訪問時に戻します。坐向測定後、一仕事終えて早速生ビールで斉藤さんと乾杯し、おいしい海鮮料理をつまみにして、日本酒を飲みながら楽しく風水談義を行ないました。店主の村瀬さんは、もともと魚屋に勤めておられたので、ネタも一品ですし、料理もサイコーでした。
読者の皆様で横浜近辺にお住まいであれば、ぜひ洋風居酒屋Fish Dining「まっち坊」に一度お立ち寄り下さい。気さくで笑顔の素敵な村瀬さんの奥さんが迎えてくれますし、玄空飛星でいうところの双星会向で旺氣が入る玄関ですので、おいしいお酒と料理とともに、きっと良い運気もいただけると思いますよ(o^-^o)

追伸）WBC第二ラウンド「日本対韓国」戦
試合前に断易で占断しました。
月建は丁卯、日辰は壬戌
本卦「澤火革」で２、４、上爻の３つが変爻して、之卦は「風天小蓄」
世爻は４爻で亥、動いて化爻は未となり回頭剋
応爻は初爻で卯、静爻で月建より併起し、日辰より合起、さらに三合木局

断曰「明らかに応爻の韓国が初めから旺勢で、終盤突き放されて日本の完敗」

がっかりして生中継は見ませんでした。
結果はご存知のとおりです・・・。
悲しき効験・・・（涙）。