ごぶさたしています。
先ずは、5/12 14:28に発生した「四川大地震」により犠牲となられた6万人超の方々のご冥福を、心より祈願申し上げます。
中国伝統の風水学を生業としているウメサンにとって、こうした凶報はとっても胸が痛みます。
今年北京にてオリンピックも開催され、国運のある中国ですが、農薬入り餃子事件、ミャンマーにおける暴動、そして今回の大地震と、連続しての災厄に見舞われていますが、このことに関しては、回を改めて投稿したいと思います。
今回は、旅行新聞における風水コラム内容を、掲載したいと思います。
第7回 理想的な好風水地『四神相応の地』その1 ~京都編~
前回、龍穴砂水がそろった地を『四神相応の地』と呼び、理想的な好風水地であることを紹介しました。今回は、世界でも有数の四神相応の地である京都を取り上げます。
厳密に言いますと、現在の京都ではなく、平安京がつくられてから巨椋池が埋め立てられる前までの京都こそ、世界有数、いや世界一の四神相応の地であったと言っても過言ではありません。
四神とは、玄武、青龍、朱雀、白虎の四神獣を指し、具体的に地理地勢に当てはめると、
玄武;龍脈を伝わってやってきた大地の気を溜める働きのある「主山」のことで、龍穴を背後で守護している。京都の主山は貴船山。
青龍;龍穴から吹き出る大地の気が風により吹き散らされないようにガードする山や山並のことで青龍砂(玄武を上にした地図上では龍穴の右側)という。京都の青龍砂は大文字山や比叡山。
朱雀;龍穴から吹き出る大地の気が、その地域でより長く留まる働きをする龍穴前方にある案山、または河川や池、湖沼を指す。京都の案山は男山で、埋め立てられる前の巨椋池もその役割を果たしていた。
白虎;龍穴から吹き出る大地の気が風により吹き散らされないようにガードする山や山並のことで白虎砂(玄武を上にした地図上では龍穴の左側)という。京都の白虎砂は嵐山や愛宕山。(画像は、嵐山から撮影した東方の京都市内。うっすらと青龍砂となる比叡山~大文字山連邦が見える。)
となります。そうです!京都は見事に四神相応の地となっている理想地でした。“でした”と過去形なのは、残念ながら巨椋池は昭和16年に埋め立てられ、また東西を高速で走る東海道~山陽新幹線により、穏やかなる大地の気を乱してしまっているからです。
とは言っても、京都はまだまだ四神獣に守護された好風水地であることには変わりありません。次回からは、四神獣にあたる地理地勢をひとつひとつ、風水学的見地から検証したいと思います。(続く)
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