風水学 風水アイテム 連載コラム

旅行新聞風水コラム第6回~『理想的風水地は四神相応の地』~

     第6回 「地理風水のキーワード “龍穴砂水”」その4
       『理想的風水地は四神相応の地』
さて、第3回で前述したとおり、大地の生気があふれ出すスポットを風水では龍穴と呼び、龍穴上に墓地を建立することによって、子々孫々に渡り大地の生気の恩恵を受けることができ、子孫繁栄が約束されます。その一例として前回、東照宮にある徳川家康廟を取り上げましたが、その300年近くに及ぶ徳川家の繁栄を通して、いかに母なる大地の生気の恩恵が大きいものであるかが、ご理解いただけたことと思います。
龍穴砂水図
この龍穴から吹き出る大地の生気は、山の尾根伝いにくねりながらやってくるので「龍脈」と呼ばれますが、人間の家系図の如く、祖山(祖祖父母や祖父母にあたる)や主山(父母にあたる)を経て、龍穴に至ります。
しかし、いくら龍穴を探し出すことができたとしても、風が吹きさらすような地ですと、せっかくの「大地の気」も吹き散らされてしまいます。そこで風をガードする丘や山並みが必要となり、この丘や山並みを風水では「砂(さ)」と呼んでいます。左右の砂があり、平面図上右側を青龍砂、左側を白虎砂と呼んでいます。
また、龍穴からあふれ出る生気が、龍穴の周りでより長く宿り、より広くその生気が及ぶことが必要となります。そのためには、龍穴の背後にある主山のほうから、龍穴の左右両側をゆるやかに河川が蛇行して流れていることが必要です。
これにより、・穴・砂・水の4つの条件が揃い、そうした地が理想的な風水地で、「四神相応の地」と呼ばれます。次回は、世界有数の四神相応の地である「京都」を取り上げてみたいと思います。(続く)

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