風水学 風水鑑定

磁北基準に対する風水考

またまたご無沙汰しております。
11月に入って早いものでもう中旬にさしかかってしまいました。
ウメサンの居住する桶川の町もいよいよ色づき、駅西口にある公園の紅葉が、ウメサンのストレスを解消してくれています。みなさんの町はいかがですか?
さて、今月はこれでまだ2回目の投稿、投稿し始めた頃は10回/月のペースを維持していたのですが、ここのところ5回/月がやっととなってしまいました。すみません。 どうやらこのペースで落ち着きそうです。
さて今回は、タイトルにあるように磁北測定に関してです。
風水鑑定は、先ず磁北方位を正確に算出することから出発しますが、この単純そうな作業が、実はとても難しい昨今です。
先ずなぜ真北でなく磁北なのか?
実際、真北を基準として鑑定する流派もあります。しかしウメサンは、風水に限らず奇門遁甲などの中国方位術、日本の家相学や九星気学のどの学術における主流派がそうであるように、磁北を基準とします。
風水のメインテーマは、子々孫々の発展繁栄のため、大地の気を最大限に利用させていただくことですが、その大地の気の本質はまだまだ?ですが、しかし大地を流れる「地電流」が大きく関わっていることは間違いないと思っています。
ご存知のように、私たちの体内をめぐる血液中には、鉄分を含有するヘモグロビンが存在し、体内を循環することにより地球の電磁場と感応して人体磁場を形成しています。
また、脳内細胞には微小で無数の磁鉄鉱が含有されているという説もあります。
そうだとすると、大きな磁石である地球上で生活する人間(無論、その他の生物も)は、地球の形成する地磁気の影響を大きく受けていると考えることのほうが自然でしょう。
そうした考察からしても、やはり磁北を基準とするべきだとウメサンは考えます。
磁北はご存知のように北極点とはずれており、当然ですが高緯度にいくに従い、真北方位とのズレが大きくなります。このズレを偏角と呼び、西にズレるので「西偏する」といいますが、その偏角はおおまかに言えば、鹿児島で約5度30´、東京で約7度、札幌で約8度30´です。
しかし磁北は固定しておらず年々少しずつ西にずれています。江戸幕府が始まった頃は東偏しており、江戸での偏角は10度ほどだったということですから、東京においては25年~30年に1度くらい西に徐々に移動しているということです。このことからもまさに地球は生きていると言えます。
ですから、100年以上もつしっかりした建築物であれば、建築した頃とは4度くらい建物向きが変化していることになり、玄空派風水で扱う24山方位の方位が、24山方位の境界線を越えて異なってしまうということも考えられるわけです。建物の向きが方位の境界線上に乗ってしまう場合を空亡と呼び大凶としますが、たとえ建立当時は繁栄していても吉運から徐々に衰運に入り、大凶の底の運気に落ちてまた再び上昇運気に入るわけです。何十年、中には何百年と経つ墓石ならなおさらですよね。
このことからも、栄枯盛衰は必定であることが言えますし、また、伊勢神宮が20年に一度式年遷宮することのすごさ、そしてそれゆえ日本の繁栄が長く保持されていることを感じてなりません。
「磁北は動いている」、このことを留意して新築されるときも家の向きを決定すべきであるとも言えるのです。最近の建築では、50年以上の耐久性があることを謳い文句にしたものも出てきましたが、ビルならなおさらですね。
24方位の境界線に近い建物向きの場合、十数年したら空亡に入り、凶運となってしまうということもあるわけです。
今回は「磁北基準の意義と磁北が動いている」ことをテーマに投稿させていただきましたが、次回はその風水鑑定における基準かつ重要なる磁北測定が、実はとても難しい時代であり、それではいかにしてより正確なる磁北を算出できるかにつき、投稿したく思っていますが、予定通り投稿できるか、ここのところお蔭様でほぼ連日の出張鑑定とセミナー準備や原稿書きがたまっているため、ケロケロウメサン自身も不安です。すみません。m(_ _)m
でもなんとか1週間以内に投稿したく思っています。

この記事はお役に立ちましたか?

★をクリックしてください。

平均評価 / 5. 投票数