おはようございます!
今朝は、夏目漱石ゆかりの地、松山のビジネスホテル1室からの投稿です。
松山は、昨日からずっと雨で、大雨注意報が出ているほどです。
松山城公園の桜は満開ですが、どうやらこの雨でかなり散ってしまいそうです。
2年前に風水鑑定のご依頼を受けたO様から、今回は娘さんのご自宅を増築するということで、風水鑑定のご依頼をいただき、昨日鑑定させていただきました。
O様は品のある初老のご婦人ですが、二十数年前、新居建築後にご主人を亡くされ、女手ひとつで、家のローンを返済しながら2人の娘さんを育てた苦労人でらっしゃいますが、この度の娘さん宅の増築により、ご一緒にお住まいになることとなります。
娘さんのお宅は、築四十数年を経ている古家でしたが、屋内に入ると、古木を生かしながらリフォームされており、何か日本人にとって懐かしい、癒されるような空間でした。昨今、新築時に、わざわざ古木を建材として、部屋を設けることが静かなブームになっているということですが、なるほどと頷けました。
さて、肝心の風水鑑定ですが、既存部分は第5運に完成しており、増築部分は第8運に建築されることとなりますので、既存部分と新築部分は各々別の宅運を持っているとして、鑑定しました。しかしこうした増築物件に関する鑑定法は、少なくとも私が読んだ原書や台湾本、香港本にはなく、今後ケースバイケースで実証を重ねるしかありません。
たたき台の設計図では、玄関は既存部分に張り出している玄関をそのまま残すことになっていましたが、増築することにより、この張り出し玄関は西南裏鬼門方位に位置することになり、いわゆる鬼門張りという、家相学上の凶相となってしまい、さらに2004年の第8運に入ってから、運気のダウンする玄関位置でしたので、思い切って、新築部分に玄関を移設することをお勧めしました。
今回の増築は、増築部分にメイン玄関、共用の水回りも移設し、既存部分と住空間をつなげるのですが、既存の古家部分にも、第8運における宅運氣が及ぶとも考えられ、正直風水師泣かせの鑑定でした。そこで、既存部分と新築部分を合わせた全体からも鑑定し、アドバイスしました。
1室を増築するようなケースと異なり、今回のように床面積は新旧ほぼ同じで、生活上重要な玄関や水回りも移動するというケースの増築は初めてでしたので、ぜひ責任を持って見守り、鑑定アドバイスのメンテナンスもしっかり行いたいと思います。
いやあ、本当に現代建築は本当に多様化しており、鑑定すればするほど、風水の奥深さ、難しさの両方を実感するケロケロウメサンです。
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