風水学 風水鑑定 開運法

老子のユートピアを垣間見ました。

 3/21~24と、4日間続けて出張風水鑑定をさせていただきました。今回鑑定させていただいたお客様は、みなさん誠実に各々のモットーをしっかりと持って、ご商売、お仕事、そして日々の生活をされており、風水の対処法に関してはお伝えする側ですが、商売や仕事に対する取り組み方は、逆に教えられたケロケロウメサンです。
 とりわけ3/24に鑑定させていただいたT氏には、いろいろと悟らされることがありました。T氏は、11階建てのマンションはじめ3棟のマンションを所有し、250世帯近く管理されている経営者ですが、今回、そのご自宅と所有マンションの風水鑑定のご依頼をいただきました。当日は最寄の駅で待ち合わせ、車で迎えてくださいました。 T氏は大地主の家系で、ご自宅の敷地内に、11階建てのマンション2棟、貸家が数軒あるのですが、ご自宅を見てびっくりとしてしまいました。T氏のご自宅は、昭和12年に建築された建物で、その後増築はされていますが、古いといいますか、朽ちはじめているといった方が妥当な状態でした。まだ築10年ほどの立派なマンションはもちろん、回りの貸家と比べても、誰が見ても最も見劣りする建物です。そのご自宅にT氏ご家族6名(ご夫婦と3人の子供さんとT氏のお父さん)が住まわれています。奥さんもとても清楚で明るい方ですし、終了式でしたので、お子さん3人とも帰宅されていましたが、みんな素直で明るいお子さんでした。
 玄関前で、羅盤による坐向測定を行ったのち、屋内にて説明をさせていただきましたが、何せ70年ほど前に建てられた家屋ですから、三元九運で第4運ということになります。持参した挨星盤の早見表は、第6運からのものでしたから、先ずは挨星盤作成から行いました。坐向は子山午向ゆえ、2004年以降、令星入囚して家運衰退の憂いがありましたので、風水師としては、ふさわしい化煞法をご紹介させていただきましたが、一人間(ケロケロウメサンも一応人間です。FROGに近いですが・・・)としては、逆にいろいろと教えられました。
 T氏は言われました。「いずれ自宅も建て直したいが、父が住みなれた家ゆえ、父が存命のうちはこのままで過ごしたい。マンションの居住者の方々が来られると、みなさん一応に、このボロ家を見て空いた口がふさがらないお顔をされます。でもだからこそ、クライアント様からもご近所からもねたまれることもなく、良いお付き合いをさせていただいております。」こう、さりげなくおっしゃられました。
 この方はまさに老子の小国寡民の思想に近い生き方をされている、そうケロケロウメサンは感じました。そして教えられました。
 たしかに風水的には、家屋の外見や屋内の内観が良いことを大切としますが、たとえ家屋が古く朽ちていたとしても、住人すなわち人間があくまでも主体であり、その家屋を愛し、心持ち、心がけ次第で良い人の気を生むということを、実感したい次第です。
 まだまだ未熟者のケロケロウメサンです。。。

追伸)
 そうそう、上記のようなお客様に出会ったと思ったら、スウェーデンの大富豪の質素な生活ぶりを取り上げた記事を目にしましたので、ご紹介します。
 http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1805786/detail
*多財で身を滅ぼすことがほとんどですが、多財を主管できる人格を身につけたいものですね。

 
 

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