四柱推命学・算命学 開運法

Qちゃんの復活Vを通して学んだこと

 前回から少し間が空いてしまいました。すみません!
日数も経てしまいましたが、東京マラソンで復活Vした高橋尚子選手を取り上げます。
 それにしてもQちゃん、がんばりましたね。途中からテレビで見ましたが、35km過ぎで抜け出し、2年前にアレム選手に抜かれた因縁の上り坂を激走する姿を見て、思わず肉離れしている右足が持つように、心の中で祈ってしまいました。
 Qちゃんは1972年5月6日生まれで命式は下記のとおりです。
生年 壬子壬 正官 正官 絶
生月 乙巳戊 偏印 傷官 帝旺
生日 丁酉庚    正財 長生
生時 不明
 ※蔵干は泰山流に依ります。

 Qちゃんは、四柱推命の元命が私と同じ「傷官」ということもあり、以前から関心がありましたが、小出監督から独り立ちし、これから「傷官」の吉面がますます現れるにちがいないと思っています。優勝したことはもちろん、さまざまな艱難辛苦を乗り越えて、ひたすら走り続ける姿に、元気をもらった人は、私だけでなくたくさんいたのではないでしょうか?
 生時が不明なので断言できませんが、生年月日におけるQちゃんの命式は、決して吉格とは言えません。はっきり言えば、結婚運の薄い命式です。平凡な生き方であれば、上司とぶつかり、夫婦関係も悪い、波乱万丈な人生に傾きやすい命式なのです。しかし、長距離走という天性のスポーツに出会ったからこそ、そこに全身全霊を打ち込む、不器用なほどのまっすぐな生き様が、多くの人に感動を与えているんだと私は思います。
 多くの運勢鑑定を行っていていつも感じることは、人生というものは、100%の宿命化されたものでは決してない!ということです。もちろん、生まれもっての徳や好運を持っている人もいますし、宿命というものも確かにあります。しかし人生=宿命+縁+努力だと、つくづく感じています。縁+努力の割合は10%にも満たないかもしれませんが、その10%、すなわち天が平等に与えてくれる「縁(出会い)」を生かし、努力し続けることができるのかが、大きく人生の方向性を変えてしまうと感じています。
 今後の運勢鑑定をするうえで、ゲストが自分の宿命を知りつつも、天命を感じ取れるような、そして、良き縁を生かせるように、力添えできる存在となれるよう精進したい!そんなふうに思わせてくれたQちゃんの復活でした。

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