鳴り物入りで巨人入りするも帰国したテームズ選手とスモーク選手を命理学にて考察①
コロナ禍の中、どのマスコミのアンケート調査でも開催反対が賛成を上回っていましたが、ウメサンは開催賛成派でした。立命塾の易学講座の演習で、ある受講生が東京オリンピックは開催されるかという占的にて占いましたが、大きな試練の中、開催される!という占断結果通りで、今更ながら易の奥深さを実感するウメサンです。世界中から集う選手の皆さんが感染発症することなく守られて、コロナ禍で疲弊している世界に、元気と勇気と歓喜を発信できる大会になるよう、祈りましょう!!
コロナ禍の影響は様々な分野で出ていますが、プロ野球でも、無観客試合や、多くの選手が感染して登録抹消になったり、試合自体が中止になったりで、四苦八苦しながらもなんとか行われています。ウメサンは以前にもブログで公言したように、幼少時代からの巨人ファンですが、コロナ禍の影響が大きく、なかなか戦力が揃わない中、リーグの三連覇が怪しい状況となっています。
特に合わせてメジャー292発コンビのスモーク、テームズ両選手でしたが、テームズ選手は最初の試合でアキレス腱断裂という重傷を負って、そのままアメリカに帰国、スモーク選手もまずまず活躍していたものの、コロナ禍で家族が来日できず、高年俸を契約解除してまで家族と暮らすことを優先して退団し、アメリカへ帰国となってしまいました。
この結果には、やはり両選手の宿命的遠因があるのです。
両選手とも1986年生まれですが、先ずはテームズ選手から見てみましょう。
格 偏官格
調候用神 火、土
守護神 丁、丙
空亡(天中殺) 子丑
テームズ選手は偏官格ですが、比劫星3つと偏印があり、かな生日干が旺じ、偏官は十二運が絶でいわゆる弱殺ゆえ、生日干とのバランスが悪いですが、亥寅の支合、甲己の合により守られ、辛うじて格として成り立っています。本来偏官は、親分肌で義理人情に厚く、一国一城の主を欲すタイプですが、守護神である丙より通変する偏印を生じることに傾き、偏印の持つ特殊な技芸を生かすことになります。人一倍努力して、野球の技量を高めてこられたのでしょう。
次に大運(十年運)を見てみましょう。
第1運、第2運と子丑の天中殺ゆえ、天中殺の移動条件により、第3運、第4運も大運天中殺になり、現在は第3運の壬寅、偏財運にあります。
テームズ選手は2011年(24歳)でメジャーリーグデビューを果たしますが、際立った活躍はならず、2014年(27歳)には韓国リーグに移籍し、ここで持ち前の打棒を発揮、2015年(28歳)には47本塁打、3年間で124本塁打を記録し、2017年(30歳)に晴れてメジャー復帰し、この年は31本塁打を記録しています。
上画像は2020年ナショナルズ時代のテームズ選手(Wikpediaより)
大運天中殺期間は、想定外に運勢が上がる人と下がる人に分かれますが、大運天中殺に入る前の5年間をどう過ごすかにより分かれるとされ、苦労をした人は上がり、楽をした人は下がるとされます。テームズ選手の場合は、24歳~28歳の5年間に当たりますが、結果の出なかったメジャー時代も、韓国リーグ移籍後も、相当の苦労と努力を重ねたに違いありません。特に韓国リーグ時代は、言葉も文化も全く異なる国での生活とプレーは大変だったと思いますが、努力で順応して実績を上げ、サンナムジャ(상남자:「男の中の男」の意味)と称されるまでになっています。
そうした苦労と努力が実り、大運天中殺に入ってすぐ、2016年には本塁打王、韓国3年間の実績が認められ、2016年に米大リーグのブルワーズと3年なんと総額1,500万ドル(約15億円)の契約を
勝ち取りました。第3運は壬寅、偏財運ゆえ、大運天中殺現象も相俟っての巨額契約獲得となったのでしょう。
そして2017年開幕当初から本塁打を量産して4月は月間で11本塁打を記録し、この記録は今でも球団記録となっています。
2020年はナショナルズに移籍するも41試合しか出場できずにFAとなり、この年の12月に巨人と120万ドル(約1億2,500万円)の単年契約を結びました。
そして2021年の今年、コロナ禍もあって来日が遅れ、開幕して一か月近くの4月27日のヤクルトスワローズ戦に左翼手として初出場となりましたが、3回裏の守備中に右アキレス腱断裂という大怪我を負い、米国で手術を受けるために二日後に帰国する羽目となってしまいました。
さて、大運天中殺に入って5年間は、野球の実績も上げ、巨額の契約金も得ることができたテームズ選手が、日本、それも巨人のデビュー戦で悲劇を被ることになってしまったのでしょうか!?
命理学上の大きな要因は、空亡(天中殺)年、空亡(天中殺)月に国外のチームと契約をし、そして空亡(天中殺)年にデビューしたことです。メジャーにしろ、日本のプロ野球にしろ、12年に2年は誰しも必ず訪れる空亡ですが、その2年間にもちろん契約することは稀ではありません。しかし国内のチームではなく、国外のチームと契約するというのは、普通の運勢的流れではなく、そこには自分の欲や思いが大きく関わってきます。
空亡(天中殺)期は、自分の欲や思いで行った、人生を左右する行事は、実体化しないのです。一般的な人生を左右する行事とは、就職、結婚、新築、中古物件購入などで、空亡期に新築した場合、会社から転勤命令が下ったり、ローンが支払えなくなったりで、実際に住めなくなってしまうようになりやすいのです。
テームズ選手が巨人と契約したのが2021年12月30日で、庚子年の戊子月、まさに空亡(天中殺)年かつ空亡(天中殺)月の契約でした。
そして公式戦デビューが2021年4月27日で、空亡(天中殺)の辛丑年でした。それだけではなく、この日の干支は乙巳で、生月干支の己亥とは天戦地冲、上司の場である生月干が剋され、現在の場を表す生月支が冲されて破れが生じる憂いがありました。それがデビュー戦という、人生における重要行事でしたので、その破れが今回の悲劇に繋がってしまったと考察します。コロナ禍でキャンプに参加できず、練習不足が指摘されていますが、運気の悪いときというのは、様々なマイナス要因がリンクしてしまうものだと感じます。
年内の復帰は難しいとされますが、打撃力の長けた選手ゆえ、巨人ではないかもしれませんが、空亡(天中殺)の明けた2022年、再び野球場での雄姿を祈るものです。
スモーク選手に関しては、近日に考察②として投稿させていただきます。
参考文献)Wikipedia
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