東南方位に回座している年五黄の化煞徹底を!
拙宅の庭では、様々な草花が次々と咲き誇り、競演しています。
上画像は拙宅庭のヤマツツジ
さて、拙者は昨日から、GWのお休み期間に入りました。数日前から左ひざに痛みがあり、それをカバーしていたら今度は腰も痛めまして、養生の期間となってしまいました。今年で拙者も65歳、高齢者対象のワクチン接種案内の封書が昨日届き、そうか、自分ももう高齢者なんだと、改めて認識させられました(^_^;)
それはそうと、気が付けば今月は投稿がまだゼロでしたので、最終日となりましたが、掲題の内容で、簡潔に投稿させていただきます。
ご存知の方が多いと思いますが、今年は東南に年五黄が回座しております。五黄は九星の中のひとつで、日本では五黄土星と称されるように五行は土です。
さらに九星定位と言って、九星本来の位置が決まっており、下記のように五黄は中央に位置し、中央、帝王の象意を持ちます。
九星は毎年一斉に飛泊という法則性を持って移動しますが、帝王星である五黄が、最も落ち着く中心である中央を追い出される形となり、わかりやすく言えば、社長がいきなり窓際に追いやられるようなもので、プライドの高い社長としては面白くありません。帝王であればなおさらで、暴挙に出るのです。よって五黄は災禍を招く星と言われるわけです。
下記は今年2021年の九星年盤です。
五黄が東南方位に回座している年ということです。
東南方位に玄関や掃き出し窓などの大きな開口部があると、かなりの確率で災厄を招きやすくなります。この化煞(かさつ、風水対策のこと)は、五黄の持つ強烈な土気を洩らすことで、五行の金性を使用します。具体的には、五行の金に属す金属のうち銅製で、金の数字である6をとって六柱、風受けは六枚の六帝古銭という、五行の金ばかりで作られた風水風鈴(正式名称は「六柱六帝古銭風鈴」)を、玄関ポーチ上の庇や、バルコニーの物干し台などに取り付けることです。
五行の金性を駆使して作られた風鈴の奏でる音色が、五黄の強い土気を和らげてくれるのです。寺院の鐘や教会の鐘も、風水学の視点で見れば、五黄や二黒の土気を和らげていることになります。
拙宅の玄関ポーチ上に取り付けた動画をご覧ください。
五行関係をよくご存じの方から、よく質問されることは、土を剋すのは木なので、大きな植木鉢や観葉植物を置くことで五黄を封じられるんではということです。
風水学上の結論としては、それはかえって、五黄の暴挙を増す結果となってしまいます。先に述べたように、五黄は帝王ゆえ、殴られたら、逆に倍返しされるのです。帝王はなだめる、すなわち気を鎮める、洩らすに限るのです。
これもご存知の方が多いでしょうが、方位にも五行が当てはまり、東と東南は木です。勘の良い方はおわかりと思いますが、ここに五黄がくるということ自体、帝王を殴っているようなもので、五黄は怒り心頭です。昨年は東、今年は東南に五黄が回座していますが、コロナ禍に世界が見舞われている遠因のひとつでしょう。
五黄対策のもうひとつの方法として、安忍水または一六神水※の設置があります。
下画像は、拙宅事務室の東南方位にある窓額縁に設置した一六神水ですが、塩の上がり方が尋常でなく、年五黄の土気を一所懸命に抑制してくれているんだなあと思い、思わず手を合わせて感謝しました。裏を返せば、それだけ東南方位の年五黄の強烈さを示しており、この化煞はぜひ徹底すべきと、風水師として提言致します。
塩が上がり、容れ物から溢れ出て、壁を伝わって床まで達するほどでしたので、古銭を洗い、容れ物もきれいにし、塩と水を入れ替えて設置し直しました。
拙宅では、門も東南方位にあります。第八運における子山午向の家宅で、東南の門は城門訣における正城門に当たり吉門となりますが、今年は年五黄が回座しているため、門には牛鈴を取り付けて、開閉の度に鈴の音がなるようにしております。
拙宅では、六柱六帝古銭風鈴と一六神水と牛鈴を東南方位に設置し、風水上完全武装で年五黄の対策をしていることになります。ここまではともかく、どれかひとつは実践されることをお勧めします。
※安忍水と一六神水
どちらも、五黄や二黒の土気を和らげるための化煞アイテムで、塩水の塩上に銀貨を中心として六枚の銅貨を正六角形に並べたものである。
安忍水は、中国清朝時代の龍銀貨と、栄えた皇帝の時代に使用された銅貨六枚(六帝銭と呼ばれる)を使用する伝統的な風水化煞法である。栄えた時代の通貨を使用するゆえ、財運を高める作用もあるとされるが、龍銀貨はかなり贋作が出回っており、注意が必要である。本物の龍銀貨と六帝銭のセットは、現在かなりプレミアとなっており数十万円の高価になっている。
一六神水は、三元玄空風水で使用する五黄と二黒の化煞法である。同じく銀貨と六枚の銅貨を使用する点は同じだが、清朝時代の古銭に限定するわけではなく、銀貨と銅貨であれば良いとされ、例えば米国の銀貨と銅貨でも良いことになる。
日本国内であれば、たとえば明治銀貨と明治銅貨という組み合わせであるが、どの通貨の組み合わせがより良いかは、立命塾講座にて説明させていただく。
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