周易の教示通りに難事が解決

　暑中お見舞い申し上げます。
二十四節気の大暑を迎え、ここ桶川は連日３５度超の猛暑日が続いてまして、二階は窓とカーテンを閉めていても、強い日差しで熱せられた屋根が発する熱気と、吹き抜けている階段から上がってくる暖気が相俟って、エアコンOFFですと、まさにサウナ室と化します。ウメサンのオフィスは２階なので、在宅ワーク時は朝からエアコンを作動させています。この炎暑は天候の域を超えた天災ですね。
真剣に地球温暖化を抑止しないと、私たちの孫の世代には、夏は４０度超が普通になってしまうのではと畏怖するウメサンです。環境ビジネスを否定するトランプさんが大統領になったら、任期４年間のうちに畏怖する状況にかなり近づく懸念を感じます。地球規模で考えれば、次期アメリカ大統領はハリス氏になるべきと思いますが、11月の大統領選挙に関しては後日、易学と四柱推命学の観点から占ってみたいと思います。
そんな猛暑の中にあっても、拙宅の畑では今年も百日紅（サルスベリ）が満開となりました。

今年は特に猛暑が早くから続いているせいか、例年より一週間以上早い感じですが、淡紅色の花が四方八方に咲く姿を通し、元気をいただいているウメサンです(^^)/
さて、今回は易の希夷※なることを、またまた実感しましたので、報告させていただきます。
ウメサンは日筮（毎朝易を立てること）をして、その教示を一日の指針とさせていただいておりますが、7月28日の朝に立てた易は、
本卦「坎為水（かんいすい）」の上爻変で「風水渙（ふうすいかん）」に之（ゆ）く
でした。

坎為水は、六十四卦ある易卦の中でも、最も険難な状況を示す卦とされています。六十四卦は陰陽の爻（こう）６つで表されるので、六爻卦とも呼ばれますが、六つの爻には爻辞と呼ばれる解説が記されており、どのような状況になるか、そして凶事ならどう対処すべきかが解かれています。
坎為水の上爻（一番上の爻）の爻辞は、
「陰柔が正を得ているが、重坎の卦極にある。小人が縛られて、いばらの草むらに置かれ、身動きができなくなった状態の象。三年間は脱出できず凶。かような時はもがけばもがくほど深みにはまるので、中庸の徳を具えた君主に完全屈服して沙汰を待つべし。」
となり、険難の極みを意味します。
、昨年４月より来年３月までの２年間、町内の役員を仰せつかっていますが、この日は次期役員候補のお宅を回り、受諾いただけるよう、役員２名で訪問予定でしたので、よりによって最も険難とされる卦が出た上に、坎卦の中でも最も険難の極みとされる上爻変とは・・・。爻は６４×６爻＝３８４爻ありますから、確率１／３８４で最大凶の爻が出てしまい、悲しみを越えて思わず笑ってしまいました。これは訪問してもなかなか受諾いただけないなと、覚悟しました。
救いは之卦「風水渙」で、良くも悪くも散りゆくことを意味しており、訪問しても何人かは受け入れてもらえず、果たして役員を受諾してくれる方はいるのかと不安に苛まされるが、何軒か訪問していくうちに、ようやく受諾いただける方を２名得ることができると信じて、自転車に乗って訪問し始めました。
最も受諾いただける可能性の高いお宅に訪問しましたが、７年くらい前に大病を患い、現在も自宅療養中ということで、断念しました。次に可能性あるお宅に訪問しましたが、スポーツのチーム運営で忙しいということで、断られてしまいました。
可能性の高い方２名に断られ、猛暑も相俟って、二人ともお先が真っ暗となりましたが、一度戻って、再度名簿を見直し、候補となる方をピックアップして、気合を入れ直してから再開することとしました。
再度候補を４名ほどあげ、再出発しましたが、最初に訪れたお宅のご主人から、「ちょうど退職したばかりで、これも順番だから」と快く引き受けてくださり、二人ともホッと胸をなでおろしました。あとひとり！と三度気合を入れ直し、訪れたお宅のご主人は、やはり数年前に大病され、今も通院中とのことで断られました。
残る候補は２名、先ず訪れたお宅のご主人は、これまた何年か前に大病され、仕事もできなくなって自宅療養中で難しく、いよいよラスト候補・・・、ドキドキしながら訪れると留守でした。自営業をされている方で、敷地内の付属建物が事務所となっているので、祈るような思いで戸をたたくと返事があり、出てきてくださり、「あー、もうそういう年齢になったんですね。わかりました。」と快く引き受けてくださいました！
時計を見ると１２時、１０時に出発して２時間猛暑の中、タオルで汗をふきふきの訪問でしたが、なんとか無事に次期役員２名の目処が立ち、ホッとしました。
まさに日筮の易の教示どおりの事象となり、易の玄妙さ、希夷さを、またまた実感したウメサンでした。

※希夷
感覚的にはとらえがたい奥深いもの。