史上最年少で棋聖となった藤井聡太七段の勝因を命理学と風水学で考察
7月は豪雨による被害、コロナ感染の拡大、人気俳優の三浦春馬さんの逝去、世界的デザイナーの山本寛斎さんの逝去など、暗い出来事が多く、気が滅入りがちでした。
そんな中、藤井聡太七段の活躍は、暗い世相の中でも光明を放ってくれましたね。
7月16日の第91期棋聖戦第4局で渡辺明棋聖に勝利、3勝1敗でシリーズを制し、17歳11か月でのタイトル獲得最年少記録を更新しました。
現在最強と言われた渡辺明九段を下した、まだあどけなさの残るこの高校三年生の強さを、命理学と風水の観点から考察してみました。
藤井七段は2002年7月19日生まれ(生時不明)
格;元命が劫財 生時不明で?
恐らく3~5時生まれで時干支甲寅となり、時上一位偏官貴格か?
調候用神;金水
守護神;癸壬甲
空亡(天中殺);午未 ⇒宿命二中殺
生年支が午、生月支が未で、天中殺の午未を合わせ持っており、これを「宿命二中殺」と言います。これはまさに自分一人しか頼れるものはいないという命式です。
古来よりこの天中殺は精神社会において大成をなすと言い伝えられています。
生年天中殺によって親に頼れず、生月天中殺によって社会に迎合でき難いのですから、求める人生というのが精神世界になりやすいのです。精神社会に入ることが宿命的な役目とも言えましょう。
また宿命二中殺の人は、人間性の純粋さと素朴さは、何にもまして見事なまでにが存在しています。それだけに自然の中で自分自身に正直に、あるがままに生きるべきことを天は進言しているのです。
さらに生年干と生月干が壬丁、生年支と生月支が午未の「天地徳合」を形成し、藤井家ご先祖より、目標目的を成し遂げる「徳」を受け継いでいます。
外見はあどけなさの残る高校生ですが、内面はとても高尚な精神性を持っているがゆえに、自分の親や祖父のような年長の強者に対しても物怖じすることなく、勝利のために精神を集中して取り組むことができるのでしょう!
次に大運(十年運)を見てみよう!
第一運(7歳~16歳)を見てください。
干支は戊申で、生日干支の戊子と大半会を形成しています。
大半会とは、干が同じで地支が半会(三合のうちの二支)の関係(藤井七段の場合は、申-子-辰の
三合のうちの申-子)にあることを言います。
良くも悪くも次元が変わることを意味します。 良く出れば、地位名誉を得たり、人気を博したり、富や財産を得たりします。
しかし悪く出ると、汚名を着せられたり、地位や富を失ったり、ひどいときは刑罰を受けたりします。良くも悪くも、想定以上、想定外の結果となる暗示なのです。
よく出るか、悪く出るかは、運気と本人の動機や努力次第です。
2016年に史上最年少(14歳2か月)で四段昇段(プロ入り)を果たすと、無敗で公式戦最多連勝記録(29連勝)を樹立し、一躍時の人となりました。
7歳からの30年間は、調候用神である五行の金が活性化する西方金運に入っています。
そして言うまでもなく、とても精神性が高く、将棋一筋の努力家ゆえ、大半会が良い結果を結んだのでしょう。
今後はどうでしょうか。
37歳からの30年間は、調候用神である五行の水が活性化する北方水運に入っています。
さらに47歳から20年間は、守護神の壬癸が巡っています。
今後も長く将棋界で活躍され、羽生善治九段が持つタイトル獲得記録を更新するのではないでしょうか。
次に風水学の視点から見てみましょう!
今年の棋聖戦第四局は、関西将棋会館で行われました。
関西将棋会館は、1981年竣工ですので、三元九運は第6運(1964年~1983年)です。
第6運乙山辛向の宅運盤(飛星チャート)
棋聖戦第四局は、5階の和室「御上段」にて行われました。
床の間は西に位置しています。
棋聖である渡辺九段が床の間を背にした上座
挑戦者の藤井七段は床の間を向く下座
渡辺九段は東向きとなり、東の向星6の氣を受け、藤井七段は西向きとなり、西の向星1の氣を受けます。
どちらも吉星ですが、まもなく第9運となる現在は、1(一白)の方が優勢です。
本命卦は、1984年生まれの渡辺九段が「兌」です。
渡辺九段は、最大凶とされる「絶命」となる東に向いています。
藤井七段は2002年生まれで本命卦は渡辺九段と同じ「兌」です。藤井七段は、小吉とされる「伏位」となる西に向いています。
さらに、今年2020年の九星年盤を見てみましょう。
東には年五黄が回座し、渡辺九段は、災厄を招くとされる年五黄の回座する東を向いているのです。
以上を風水学的にまとめると、
①宅運盤(飛星チャート)で、渡辺九段は向星6、藤井七段は6(六白)よりも優勢の向星1(一白)の氣を受けた。
②本命卦では、渡辺九段は最大凶の絶命、藤井七段は小吉の伏位の氣を受けた。
③九星年盤では、渡辺九段は災厄を招く年五黄の煞気を受けた。
風水学的に見ても、渡辺九段はかなり不利な状況であったことがわかります。
恐らく実力的には拮抗されていたお二人と思いますが、藤井七段のほうが風水を味方につけていたと言えるでしょう。
もちろん、自ら吉の氣を受けるべく座したわけではありませんが、知らずしてこうした吉運、吉の氣、旺氣を受けることができたところに、藤井七段の強運を感じざるを得ません。
孤高の天才棋士、藤井聡太七段の、益々のご活躍を祈願します。
それでは動画にてご覧ください。
追伸
立命塾では実践的四柱推命学講座を、9月19日(土)より開講致します。
命理学に関心を持たれましたら、ぜひ第14期立命塾実践的風水学講座をご照覧ください。
この記事はお役に立ちましたか?
★をクリックしてください。
平均評価 / 5. 投票数