Q:いろいろな吉日時選びと吉方位取りの占い方法がありますが、どれを信じたらよいでしょうか?
A:ウメヤマの回答
○○様、
こんにちは。数多ある占術サイトの中から、縁あっての当方への鑑定依頼、まことにありがとうございます。
ご親族の影響もあり、幼少のころから、吉凶日と吉凶方位を意識せざるを得ない環境でらしたこと、理解しました。
日本国内だけでも、今でも風習とされている吉凶日が、暦の下段にある暦註に記されていますが、中国はじめ世界には、様々な吉凶日の暦術があり、どれも一致せず、ときにはある暦術での吉日が、他では凶日になっている日も枚挙にいとまがありませんね。
結局ご本人にとって、どれが信じるに値するかでしょう。
ウメサンはもともと陰陽道からこの業界に入りましたが、紆余曲折の末、吉日時選びは玄空大卦擇日法を採用し、移転のように住まいがかわる場合は九星氣学、住まいは変わらない場合の吉方位取りは奇門遁甲を採用しています。
風水や九星氣学、奇門遁甲等は、中国では五術の中に属し、吉日時選びにしろ方位取りにしろ、様々な術数があります。真理を追究する科学とは異なり、「術数」には多様性があり、どれが正しいかではなく、どれが効果的かが重要で、結論としては、実践して体験した人が判断するしかないです。
科学はじめ学問は術数も含めて、こだわりの世界ですね。
こだわりから、歴史的発見や発明や大記録も生まれるもので、こだわることは決して悪くはないと思います。
しかしこだわりがあまりにも極となると囚われになり、そうすると生きるのに大変不自由です!
ウメサンが目指すのは、最終的には吉日時も吉方位も気にせず、天地自由人になることです。
本来天(神)がおつくりになったものに、吉も凶もないはずではないでしょうか。
聖書では人は本来神の子であるとされていますが、残念ながらその神の子であるはずの人間は堕落し、天地の氣を上手に扱うことができないゆえに、九星なら五黄や二黒や七赤※、干支なら天戦地冲や空亡(天中殺)など、普通人がコントロールできないほどの強すぎたり、掴みどころのない氣を所有するものが存在するのだと思っています。
こうした氣をもコントロールできる天地自由人となることが、ウメサンの理想です。
とは言え、その域に到達するにはまだまだ遠く、ウメサンもこだわりが囚われとなりがちで、思い悩むこともありますが、はっきりと、
・擇日は玄空大卦擇日法
・方位取りは、移転には九星氣学、開運には奇門遁甲を主とし九星氣学を副とする
として定めています。
○○様とご縁があっての今回の鑑定ゆえ、ウメサンの率直なる意見が参考となれば幸いです。
なお、暦註に記されている、年に6日しかない大吉日とされる「天赦日」についてですが、○○様の生年干支と日干支が天戦地冲となりますので、四柱推命では大凶とされ、お薦めできません!
六曜の大安にしろ、天赦日にしろ、人の命に不適合であれば、決して吉日時とはしないというのが、ウメサンのスタンスです。
私としては先に鑑定した「玄空大卦擇日における合十吉課式」の日時がお勧めです。
以上、参考となれば幸いです。
楳山天心拝
註)
※風水学における九星は、三元九運説を基とした、天と地の氣の旺衰を表しており、九星気学における、人の氣を示す本命星の吉凶評価をするものでは、決してありません。
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