四柱推命学・算命学 開運法

WBC世界一、運命を創った王監督とイチロー

 
日本におけるプロ野球人気の低迷の中、今年から始まった野球版ワールドカップWBCの初代王者の栄冠は、我が日本代表の頭上に輝きました。思えば久しぶりの星5つです。
瞬間視聴率も56%を記録するほど、テレビの前で一挙手一投足に手に汗握って、日本中を熱狂させてくれました。ケロケロウメサンは長年のプロ野球ファンであり、巨人ファンなのですが、ひいきのチームを応援する以上に、国別対抗の世界大会というものは、本当に血沸き肉踊ってしまいますね。
 ここまで全国民を熱狂の渦に導いてくれたのは、もちろん王監督以下代表選手たちの活躍の賜物ですが、その引き金になったのが、あのクールで孤高の求道者というイメージの強いイチロー選手が、進んで代表を受け入れ、はじめて日の丸を背負って、挑発的なまでの言動で取り組むその姿勢だったのではないでしょうか。
 「向こう30年間、日本にはかなわないというような勝ち方をしたい。」 
これは、1次のアジア予選が始まる前のインタビューで、イチロー選手が語った言葉です。この発言により、ライバル韓国の選手はもちろん、韓国民全体を熱くさせてしまい、結果として日本は、1次、2次続けて、韓国に連敗してしまったわけですが、このイチロー選手の発言とその後のイチロー選手の言動こそ、運気をつかむコツを私達に示してくれたと言えます。
 四柱推命によると、イチロー選手の元命は印綬で、王監督と同じです。イチロー選手は1973年10月22日生まれで、命式は下記のとおりです。

生年 癸丑己 食神 偏印 養
生月 壬戌戊 傷官 印綬 冠帯 羊刃
生日 辛卯乙     偏財 絶   空亡 午未
生時 不明
 ※蔵干は泰山流に依ります。

前回のブログで、官印両全の命である王監督にとって今年は、正財星が巡り三宝となる吉運期であることを取り上げましたが、イチロー選手にとって今年(2006年)は丙戌年で、正官星が巡る官印両全となる吉運期です。元命が同じ印綬である2人は、まさに新旧の求道者であり、WBC初年度にて、出会うべくして出会い、そして取るべくして取った栄冠と言えます。
 かといってケロケロウメサンが言いたいことは、王監督が率い、イチロー選手が引っ張った日本代表が、宿命的に初代王者となったということではありません。
 もちろん宿命というものは歴然として存在し、運命の糸に結ばれて王監督とイチローはWBC日本代入りしたと言えますが、栄冠を勝ち取ることのできた勝因は、2人の運気に乗った言動にあったと感じます。
 王監督は、三宝の吉運にふさわしく「、必ず世界一となり、日本の野球のすばらしさを世界にアピールする。」と宣言しました。
 イチロー選手は、今年正官星が巡り、正官の象意である国やチーム意識が昂騰し、さらに官印両全の吉運に乗って、今まで表に表したことのない愛国心が前面に出ての、あの問題となった発言に発展したのではないでしょうか。
 己の運命や時の運気を知り、それに合わせた言動をすることが、勝ち運をつかむコツなんだということを、王監督とイチロー選手から学ばせていただいたケロケロウメサンです。
 祝勝会後にイチロー選手は、しみじみと赤裸々に語ってくれました。
「僕にとって、野球人生で最大の屈辱を味わい、最低の酒を味わい、しかし最後に最高の酒も味わうことができました。」
 1次、2次とライバル韓国に逆転負けを喫し、2次でのアメリカ戦では審判の疑惑のジャッジに泣き、2次敗退と思いきや、アメリカがメキシコに負け、わずかな失点差での準決勝進出、そして三度目の正直となった韓国戦での圧勝、最後は最強キューバに勝っての初代王者と、決して順風満帆でなく、ある意味綱渡り的に勝ち上がった中でのイチロー選手の率直な感想ですが、そんな刺激的な人生とお酒を味わうことができるようがんばるぞと、勇気付けられたケロケロウメサンです。。。

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