第八運の家宅では、東西南北の四正方位の坐向の場合、必ず25、52(※1)の方位が生じます。この化煞のひとつとして、安忍水または一六神水(※2)を設置します。
数十日経つと塩が吹いて器の外面まで塩が溢れてきます。まさに二黒、五黄の土氣を化かしてくれていることを実感します。水は蒸発しますので、定期的に補充しないといけませんし、水面にゴミや虫の死骸が入りますので、定期的にチェックし、浮遊物は除去します。
昨日、拙宅の東(25)に設置した一六神水のメンテナンスをしましたが、器の中はなんと氷のように張っていました。塩が吹き上がり、器にこびりつくのが普通ですが、このような現象は初めてでした。
25の氣を封じ込めてくれたんだと感じ、労をねぎらいながら、古銭に付着した塩の結晶の粒を取り、器を洗い、塩水を替え、古銭を並べ直して、再設置しました。これからも25の氣の化煞、よろしくねm(_ _)m
※1 25と52
玄空飛星派風水における宅運の坐星(山星)と向星(水星)の組み合わせ。
2は二黒、5は五黄のことで、2は疾病、5は災厄をもたらすとされ、化煞(風水対策)を要します。
※2安忍水と一六神水
年毎に巡り来る二黒、五黄の化煞にも、銅製風鈴を設置できない場合、一六神水を用います。2017年は西北に二黒、南に五黄が回座しています。 一六神水は、飽和状態の塩水の塩上、中央に銀貨一枚、その周囲に銅貨六枚を並べます。私の老師、劉育才老師は、これを「一六神水」と称しています。
銀貨には中国清朝時代の龍銀貨、銅貨にはやはり中国清朝時代の六帝銭を使用するのがベストであることは言うまでもありません。後者は「安忍水」と称され、二黒五黄の化煞はもちろん、財運アップの作用もあるとされています。ただし中国伝統の安忍水で使用する本物の清朝時代における龍銀、六帝古銭は、年々入手がなかなか困難となり、かなりのプレミアになっております。
そこで財運アップは期待できないものの、二黒と五黄の化煞は期待できる一六神水は、安忍水に比べてかなりリーズナブルです。劉老師は銀貨と銅貨であれば、どの時代のどの国のものでもよいと言われていますが、ウメサンの私見としては、銀貨はともかく銅貨は、れっきとした中国伝統風水アイテムであり、化煞力を持つ八卦古銅銭がベターである確信しております。
追伸)
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