一月は結局、一回だけの投稿で終わってしまいましたm(__)m
二月最初、そして2日後に立春を控え、運勢的には2015年度最後の投稿となります。
前回投稿した天戦地冲の記事に関して、立命塾門人のT.Tさんから、甘利明大臣辞任はまさに天戦地冲の運氣にあったことをコメントいただきましたので、天戦地冲の注意喚起をこめ、記事としても投稿させていただくこととしました。
四年間に及ぶ交渉期間を経て、各国の思惑が絡み、大難航の末にようやく締結したTPPですが、その立役者が、安倍首相の任命を受け、特命担当大臣として交渉に従事した甘利明衆院議員でした。締結に至るまでにどれだけご苦労されたかは、在位中、徐々に白くなっていった甘利議員の頭髪に現れています。
誰もができれば避けたい立場を引き受け、遅々として進まない交渉役を担われた甘利議員には、敬意を表していたウメサンでした。ですから今回の辞任劇は少なからずショックを受けました。
甘利明議員は1949年8月27日生まれで、四柱推命命式は次のとおりです。
生年 己丑己 比肩 比肩 墓
生月 壬申庚 正財 傷官 沐浴
生日 己丑己 比肩 墓
生時 不明
空亡 午未
命式の特徴 傷官正格 宿命律音※
大運 57歳~66歳 丙寅 印綬 死
歳運 2015年 乙未 偏官 冠帯
週刊文春が報じた「金銭受諾疑惑」記事が掲載された週刊誌は、先月発行されましたが、まだ2015年乙未年の運氣にあり、生年干支、生日干支の「己丑」と天戦地冲がダブルとなる年運でした。
大運干支「丙寅」も生月干支「壬申」と天戦地冲となっており、生年月日の三柱ともに天戦地冲で、まさに天地にて大衝突する一年であったわけです。なお、生月干支との天戦地冲は、第6運(第6旬)の60歳前後10年間の大運は、誰しも必ず天戦地冲となり、60歳還暦前後は当然誰しも、退職や子供の一人立ち・結婚、孫の誕生など、人生における立ち位置が大きく変化するときゆえ、さほど恐れる必要はないのですが、歳運の干支との天戦地冲が命式内にて重なった場合は、要注意なのです!甘利氏の場合は、三柱全てで天戦地冲という、大変稀有な“トリプル天戦地冲年”だったのです。
また、生年支と生日支「丑」が生日干「己」から誘引される十二運は墓で、2015年支「未」(十二運は冠帯)に冲されて、所謂「墓庫が開く」一年でした。生年支と生日支「丑」が生日干「己」から誘引される蔵干通変星は「比肩」ゆえ、閉蔵されていた「比肩」の象意である「独立」「別離」が表出することとなるのですが、生日干、生年干も冲されたため、とてもセンセーショナルな事件として表出してしまいました。生年支は、社会的地位名誉の場で、生日支は家庭や配偶者の場(議員にとっては秘書も相当)ですが、今回の疑惑により、どちらの場も大きく穢される結果になってしまいました。
人生の中には、誰しも必ず天戦地冲の時期はくるものですが、ある意味、天による審判期間とも言えるでしょう。誠実に生きてきた方にとっては、天戦地冲期の試練も、その後の大きな飛躍につながる期間となり、
試練の後に恵みあり!
を実感できるのですが、不誠実な生き方をした場合は、天の審判が下されるのだと感じます。
かといって、甘利氏が不誠実な方だとは決して思っていませんが、一国の将来を決するほどの重要なTPP交渉を担うほどの立場ゆえ、一点でも曇りがあってはいけなかったのではないでしょうか。より公な立場であればあるほど、誠実で清くなければならないのだと言えます。公金を流用したとされる秘書に対する監督責任は大きかったと言えます。
政治家として有能な方なので、今回の大試練を謙虚に受け止めて乗り越え、甘利議員の再出発を祈るものです。
※宿命律音(りっちん)
生年月日の干支三組のうち、同じ干支を持つ事を言う。
人生が二分される、すなわち以前の自分とはまったく違った別人のような人生を歩む暗示がある一方、通常は難儀とされるが、もしもひとつのことに専念できれば、新たな道を切り拓く開拓者にもなれるとされる。
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