風水学 擇日

~北朝鮮の人工衛星(?)打ち上げ失敗を擇日法により考察~

この記事を入力している今、ここ桶川では冷たい雨が降っています。
例年より遅れ、新入社、新入学、新年度の時節に満開を迎えた桜も、いよいよ昨日、桜吹雪が舞い始め、この冷雨でかなり散ってしまいそうです。
桜の花言葉のひとつに『純潔』がありますが、パッと開いてパッと散る、まさに“潔い”生き方を教えてくれていると実感します。
さてそんな中、隣国北朝鮮では、13日7:39に人工衛星(?)搭載ロケットを打ち上げました。核ミサイル開発のためのミサイル発射実験というのが大方の解釈ですが、結果は発射直後に爆発しばらばらになったとのことで、失敗に終わりました。
この時期に行ったのは、4/15に、正恩氏の祖父にあたる金日成主席生誕100年の祝賀に伴い、金正恩氏が三代目の後継者として、最高位の国防委員長等の就任する祝賀のための祝砲でもあったようですが・・・。
なにゆえ失敗に終わったのか、技術的な未熟さ等が指摘されていますが、もちろんそれが大きな原因でしょう。
運命学や風水学を生業とする立場から言わせていただければ、天運が味方しなかったということです。
金正恩氏の生年月日は、諸説あるようですが、有力なのは1983年1月8日生まれということで、
玄空大卦擇日日課式にすると、
         玄空数 玄空五行  易卦 卦運   親縁関係
1983年 壬戌   4       金   萃  4   否泰親縁 損咸親縁
  1月  癸丑   6       水   賁  8   坎離親縁 艮兌親縁
  8日  丙申   8       木   解  4   既済親縁 恒益親縁
となります。

ロケット(ミサイル?)を発射したのは、2012年4月13日7:39ということですので、同じく玄空大卦擇日日課式にすると、
         玄空数 玄空五行  易卦 卦運    親縁関係
2012年 壬辰   6       水   大蓄 4   否泰親縁 損咸親縁
  4月  甲辰   3       木   睽  2   既済親縁 損咸親縁
 13日  甲辰   3       木   睽  2   既済親縁 損咸親縁
 7:39  戊辰  9      金   履  6   乾坤親縁 艮兌親縁
となります。
この年月日時だけみると、玄空大卦擇日においては吉課式です。おまけに地支が辰一氣となっています。
偶然なのか、それとも擇日したのか? それはわかりませんが、決して凶ではなく、むしろ吉日時でした。
(実際ウメサンが風水鑑定したあるお客様は、この年月日時に改築工事を開始するようアドバイスし、そうされました。)
問題は、主命である金正恩氏と氣が通じていないことです。中国では生年干支を重要視し、主命としますが、生年干支「壬戌」の持つ易卦「萃」の玄空五行は「金」で、日(13日)の玄空五行「木」に対し、剋出の関係となり、旺氣を得るのではなく、己の生氣が減じられる凶日なのです。
さらに生年支「戌」と年月日時の支「辰」は冲、また生年干支「壬戌」と時干支「戊辰」は天戦地冲となる大凶日時です。
年月日時だけ見れば吉日時と云えますが、国家の中心人物である金正恩氏にとっては大凶日時であったのです!
恐らく、擇日等占術を使用したのではなく、偶然この日時となったのでしょうが、結果的に見れば、今まで親密な関係のあった中国やロシアまでが懸念を示したほど、国際社会から批判を受けていた今回の打ち上げは、天が味方することができず、天の時を得ることができなかったと言えるでしょう。
運命学的に見れば、今後の金正恩氏体制は前途多難であることを暗示していると言わざるを得ません。

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