毎年9月~12月の4ヶ月間、ウメサンの私塾である立命塾では、実践的四柱推命学の集中講座を行っていますが、毎年関心するのが、古書『星平会海』に記されている生時(生刻)推定法です。
風水鑑定を行う場合も、ただ家屋だけを鑑定するのではなく、必ず住人(会社であれば社長以下主要従事者)の生年月日時をお聞きし、ウメサンの場合は八字(四柱推命学)にて命を診させていただき、個人の運勢と合わせてのアドバイスをさせていただくのですが、40歳代から上のお客様の中には、生時のわからない方も多いです。
とりわけ風水術の秘法のひとつ、恋愛成就のための『八字延年法』では、必ず八字(生年月日時の干支)を必要とするため、生時を求めることが必須となります。
そんなとき泰山流四柱推命学をベースとしているウメサンは、古書『星平会海』に記されている生時(生刻)推定法で生時(正確には生刻)を推定しますが、泰山先生も断言されているように、かなりの精度であることを体感してきました。
立命塾における四柱推命学の講義中に、ぜひブログでもご紹介したいと思っていましたが、下記に抜粋します。
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(七)出生時間推定法
母子保健法が制定されて、母子健康手帳が交付され始めた昭和41年以前が生年の場合、出生時刻のわからない人が多いです。わかっていても、夜中、夕方、朝方等、アバウトな場合が多いです。
そこで出生時間を推定できる方法をご紹介しましょう。出生時間推定法は、西洋占星術はじめ東洋占術の中にも、様々あるようですが、ここでは四柱推命学における中国古書の名著のひとつ「星平会海」より、つむじの位置と寝る姿勢による推定法をご紹介します。なお寝る姿勢に関する推定法は、阿部泰山先生が数多くの鑑定客に対して聴聞し試みられ、百発百中であったと口述されています。
子刻生まれ
つむじが眉間の正中線上にある。常に上向きに寝る。
丑刻生まれ
つむじが2つか3つある。下向きか、あるいは下向き加減に寝る。
寅刻生まれ
つむじは、眉間の正中線上から少しはずれている。横に寝る。
卯刻生まれ
つむじが眉間の正中線上にある。上向きに寝る。
辰刻生まれ
つむじが2つか3つある。下向きか、あるいは下向き加減に寝る。
巳刻生まれ
つむじは、眉間の正中線上から少しはずれている。横に寝る。
午刻生まれ
つむじが眉間の正中線上にある。上向きに寝る。
未刻生まれ
つむじが2つか3つある。下向きか、あるいは下向き加減に寝る。
申刻生まれ
つむじは、眉間の正中線上から少しはずれている。横に寝る。
酉刻生まれ
つむじが眉間の正中線上にある。上向きに寝る。
戌刻生まれ
つむじが2つか3つある。下向きか、あるいは下向き加減に寝る。
亥刻生まれ
つむじは、眉間の正中線上から少しはずれている。横に寝る。
まとめると、
子卯午酉年生まれ→ つむじが眉間の正中線上にある。上向きに寝る。
丑辰未戌年生まれ→ つむじが2つか3つある。下向きか、あるいは下向き加減に寝る。
寅巳申亥年生まれ→ つむじは、眉間の正中線上から少しはずれている。横に寝る。
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(立命塾 実践的四柱推命学講座テキスト 19~20ページより抜粋)
生時推定法は、ほかにも西洋占星術や相学にもありますが、ウメサンはこの方法がシンプルで、かつかなり的確と実感しております。
生時不明の方は、ぜひ上記推定法を試してみてくださいね。
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