11日午後、拙者の左眼後部裂孔網膜剥離復位手術に伴う入院生活で悟った内容をブログ投稿するため、リビングにてノートパソコンで記事を入力していた午後2時46分過ぎ、今まで経験したことのない大きな揺れが1分以上続き、これは危ない!と感じて、キッチンにいた妻と、二階にいた娘を大声で下に降りてくるよう叫び、思わず3人で玄関から庭へとび出ました。
すると、愛猫のジョナが、目を丸くして尻尾をたらし、屋内で右往左往していたので、みんなで大声で「ジョナっ、外においでっ!!」と叫ぶと、ジョナも察したのか、急いで玄関から外へ飛び出てきました。
庭に出てからもまだ揺れは続き、家屋自体が揺れていました。
さらには、ゴオーッという地鳴りも聞こえ、恐怖心が煽られました。
2~3分は続いたでしょうか、こんなに長く、そして大きな揺れは初めての体験でした。
裏にある旧家では、老夫婦が畑で呆然と立ち尽くして母屋を見ていましたが、なんと!、屋根瓦の上部のほとんどが崩れ落ちていました。
お二人は70歳くらいですが、ここ桶川で生まれてから、こんな大きな地震は初めてだとおっしゃっていました。
ウメサンんちは、玄関の外壁タイルの一部にひびが入って落ち、屋内では花瓶等が倒れて割れ、机上の書類や本類が床に落ちてばらまかれ、水槽の水が少しこぼれ、神棚の設置物が倒れ、額縁が落ちたなどくらいで、大事に至ることはありませんでした。
揺れが収まったので屋内に戻ると、またまた大きく揺れ始めたため、再度庭に出ました。
その後再び屋内に戻りましたが、点いていたはずのパソコンやテレビはOFFとなっていました。結局、照明も点かず、停電になったことを知りました。
二度続いた大きな揺れの後も、余震は数回続きました。
停電になったのでパソコンによるインターネット接続は不能になったので、携帯でネット接続を試みましたが、これまたなかなか繋がらず、根気よく行っているうちにようやく繋がり、震源地が宮城沖で、マグニチュード7,8、宮城では震度7の大地震であったことを知りました。ここ桶川近辺も震度5でした。
その後その日のうちに、マグニチュードは8,4、さらに明くる朝には8,8と訂正されました。
(13日になって、気象庁が精査したところ、ナント!M9,0という、とてつもない大地震であったと修正。)
震度5でも、かなりの揺れと恐怖を感じたわけですから、震度7前後の被災地ではどれほどすごかったか…、想像するだけでも恐ろしくなります。
さて停電は朝方まで続いたため、ろうそくを灯して、食事等をしましたが、ろうそくの小さな火ひとつの有難味を感じました。
あくる日電気が通じたため、テレビをつけて思わず絶句…。
大規模で広範囲に渡る津波による震災の光景に、呆然自失してしまったウメサンでした。
13日になって、死者行方不明者は1万人超、31万人以上の方々が避難されているという、想像を絶する大震災を目の当たりにし、大自然の脅威を改めて痛感させられました。
事後分析しても始まりませんが、ご存じのように2011年3月は、干支が辛卯で重なり、また九星は年月とも七赤中宮となり、震宮(東)に五黄が重なっています。
左図は、2011年3月における「九星年月盤」です。
各宮とも、上が月盤、下が年盤。
九星気学で見れば、前述したように、東(震宮)に五黄が年月とも重なって回座していることになります。
一方、ウメサンが小川裕才先生より伝授いただいた「玄空紫白九星法(※1)」で見ると、本年は7赤入中、3月も7赤入中で、7赤破軍星がこの局の司令となっており、そのため兌宮が活発な象意を表し、そこに9紫が年月で兌宮を剋するため、これを坐とすると破壊などの凶意が発現すると見ます。
要するに「玄空紫白九星法」では、坐と向の両方を見るということです。
九星気学とは異なり「玄空紫白九星法」では、たとえ5黄に向っていても、坐が凶でなければさほど問題とはしないのです。
では、今回の大震災のケースでは、どう坐向を定めるべきでしょうか?
今回の大地震は、13日の気象庁発表によれば、幅は東西200km、長さは南北岩手沖~宮城沖~茨城沖に渡る、約500kmに及ぶ長い範囲で、3段階に分かれてプレートが動いた結果起こったということで、震源地という地点でなく、南北に長い震源域というべき、特異で巨大な地震であったということです。
ですから、岩手~宮城~茨城~千葉の南北縦長の各県被災地を中央とすれば、東日本中央を走る山脈側が坐で西(兌宮)にあたり、上記南北縦長の震源域が向で東(震宮)とすることができるのです。
また、5黄土が回坐した宮が震宮であったため、木剋土となり、5黄の凶意が“震”卦の象意のひとつである地震という事象で発現したとも分析できるのです。
さらに悪いことには、坐となる西(兌宮)に、歳破、月破そして年三煞、月三煞(※2)が重なってしまったということです。
とは言っても事後分析では、空しさしか残りませんが、今後こうした天災の予知につながるよう、占術家の端くれでもあるウメサンも、もっともっと研究していかねばと、悔い改めさせられた次第です。
また、今回の大震災という国家的試練が、今まで重箱の隅をつつくように不祥事を探しては糾弾していた国会討論を展開し、遅々として法案成立がなされなかった政界において、党派を超えて菅首相を中心として一体化され、国民としても義援金や物資援助等、できる限りの援助を一人一人がこころがけていけことを天は篤く願われていると感じます。そうしていくことにより、国家としても、我々国民一人ひとりとしても、一段階成熟していけるのではと思います。
最後に、未曽有の大地震『東北関東大震災』により亡くなった方々のご冥福と行方不明の方々の救命、被災地の早期復興を、心より祈願します。
※1 玄空紫白九星法
談氏三元玄空地理の第二代伝人である演本法師も、天災などの判断に使ったとされる理論。
※2 歳破、月破、年三煞、月三煞
卯年(卯月)であれば、その冲となる酉方位(西方位30度)が歳破(月破)となる。
卯年(卯月)においては、三合の旺にあたる卯に対し、冲となる酉を中心とした西方位90度が年三煞(月三煞)となる。
追伸)
入院生活に関する記事投稿は、この大震災における救命活動が落ち着いてからにしたいと思っております。
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