周易の暗示どおりだった、オンライン四柱推命学講座中の落雷停電

　９月も晦日を迎え、いつのまにか高くなった天にはうろこ雲が広がり、中秋を感じます。
さて立命塾も１６期を迎えていますが、９月４日の風水鑑定実習にて実践的風水学講座の全カリキュラムを修了し、２４日（土）より実践的四柱推命学講座が開講しました。

ウメサンは数年前から毎朝周易にて易を立てる日筮を行い、一日過ごす上での指針としていますが、２４日朝の日筮は、❝本卦が天雷無妄、初爻変で天地否に之（ゆ）く❞でした。

変爻がある場合は、本卦の状況から之卦の状態へと変わっていくことを示しています。

先ず本卦ですが、天雷無妄の上卦『乾』が天、下卦『震』が雷を表します。天の下に雷があり、陰陽の作用で万物を創生させて落ち着かせる象です。
卦辞としては次の通りです。
「妾り（みだり）に動くと災がある。浅薄な計画や小策で、かかることは決してよくない。「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」で、正直誠実を旨として、すべて神意に任せ、自然の成行きに従って行けば、災いも免れ、他日好転の吉を得る。
今なまじ動くと刑に触れたり、争いを起したりするから、従来の仕事を正しく怠らず勤めているがよい。進展よりも退守の時である。神仏や祖先を祭る等の事は吉。火難・風水害等の天災を警戒せよ。」
当日は朝から曇りでしたが、雷雨でもあるのかな？と思いました。
之卦の天地否は、天が上、地が下で理に適っているように見えますが、実際には天地が背き陰陽が通じていない形象で、『否』と命名されました。
卦辞は、
「否運という文字通り、運勢がよろしくない。恰（あたか）も前項の「泰」と全く反対の時である。今は思うこと何も通じない。商売すれば損する。人と交渉すれば纏まらず、正しいと思うことも、人に迫害されたり邪魔されたりする。こん時になまじ強く進めば、傷つき災を招くのみであるから、静かに精神を養って、時機を待つべきだ。
しかし窮するものは通じ、暗夜はやがて三日月から満月になる道理だから、今の息詰まる苦労も、やがて幸運な時を迎える。春を待つための冬ごもりでそれまでの辛抱次第で後の幸運の度合が定まるといってよい。」
です。これは、講座中に何か不具合が生じ、講師と受講生がなかなか通じ合えないことを暗示していると感じました。
また変爻となる初爻の爻辞は、
「陽剛が正を得、最下位にある。また无妄卦の卦主である。剛毅である（意思が堅く強い）が、无妄で至誠の人柄ゆえ、積極的に進んで事に当たれば吉である。」
爻辞こそ、なすべき具体的な言動の教示なのですが、何かトラブルが生じても、神意に任せ至誠を尽くして積極的に事を進めていくことで解決できると肝に銘じました。

講座はZoomによるオンラインにて、9:30より開始しました。
一日のスケジュールは、
9:30～11:00　講義
11:00～11:20　休憩
11:20～13:00　講義
13:00～14:00　昼食
14:00～15:30　講義
15:30～15:50　休憩
15:50～17:20　講義
17:20～17:30　質疑応答
となっています。
午前中の休憩後の講義を開始したころから、雷雲が上空を覆い、強い雨が降ってきて、近くではないのですが雷鳴も轟きました。そして二回目の講義を開始して１５分くらい経過したとき、急にパソコンの画面が消えてしまいました。パソコンだけでなく、電灯とエアコンも停止したので、落雷の影響で停電したのだと悟りました。後から調べると、拙宅のある地域にて７５０軒ほど停電したようです。
すぐに復旧したので、パソコンを立ち上げ、Zoomミーティングを開いて、受講生には落雷で停電した旨を伝えてお詫びし再開したのですが、５分ほどでまた停電となってしまいました。二度目の停電は３分ほどで復旧しましたが、長く感じられた３分でした。
再度パソコンを立ち上げ、その後はなんとか無事に講義を行うことができました。
講義中受講生に、本日の日筮結果を伝えました。
①本卦の下卦は震で雷を意味し、初爻変で之卦の下卦が地を表す坤になっており、雷が地に落ちることを暗示していた。
②之卦の天地否が示す通り、物事（今回の場合は講義）が通じなくなり、焦らず時を待てばまた通じるようになる。
四柱推命学の講座でしたが、来年１月から易学講座なので、そのプレ講義となりました。
その後は何事もなく、無事に一日の講義を終了できました。
しかしまだ難儀することがあったのです！
講座はパソコンにレコーディングして、後日Youtubeに講座動画を受講生のみに限定公開し、復習に役立てていただいているのですが、停電の影響でレコーディングが細切れとなったばかりでなく、ふだんは問題なくMP4に動画変換できるのに、なかなか動作せず困ってしまいました。
Zoomミーティングのサポートページを調べ、いくつかある対策を実行する中、悪戦苦闘の末に、ようやく変換することができました。
まさに之卦の天地否が暗示する通りの夜のひとときでした。
毎朝易を立てる中、周易の暗示通りに物事が生じ、また周易の教示を守る中、難事を逃れたり、解決できたりで、易の玄妙さ、奥深さを日々実感しているウメサンですが、今回もまたまた易神に教えられた一日でした。

追伸
第16期立命塾『実践的易学講座』は2022年１月21日（土）オンラインにて開講します。
近日募集開始します。