11/6、7 陰宅風水講座を催行しました
今回は昨年の第14期を卒業された門人を対象として行いました。
玄空大卦法による墓地造営法など、中国伝統の墓地造営を学びつつ、日本における墓地様式への応用、墓守不在における墓じまい、納骨堂、永代供養の合同墓や合祀墓などの墓地形態の変化に対しても考察しました。
下記は、陰宅風水テキストのあとがきとして記載させていただいた内容です。
生きとし生けるもの、必ず死を迎えるわけですが、長年風水師として、陽宅と陰宅に携わってきたウメサンの提言を、ご一考いただけますと幸甚です。
「誰しもこの世に生を受けた者は、必ず死を迎える。冒頭でも既述したが、昨今、墓守がいなくなり、雑草に埋もれ、荒れ果てたお墓を数多く目にする。そうしたことが忍びなく、生前に墓じまいをし、納骨堂にお骨を納めたり、合葬を願う人も多いと言う。さらには経済的な理由や子孫に迷惑かけたくないということで、海や河川に散骨したり、樹木葬を願う人も少なくないと言う。
この講座は、先祖が安寧できる陰宅地を造営するという骨子で学んできたが、火葬であったとしても、DNAが破壊される1000℃に満たない火葬ならば、骨壺に入れるお骨にはDNA遺伝子情報が残っており、陰宅の吉凶旺衰の氣が波動となって子孫に影響を与えると考えられる。よってすでに自分の先祖が眠るお墓があるなら、先祖の為、自分と家族、子孫の為にも、学んだ技法をもとに、陰宅環境を整えるべきではないだろうか。
これから両親のため、将来の自分の家族のためのお墓を考えているなら、なおさら墓地を選ぶところから始めていただきたい。
陰宅の子孫への影響があるということは、裏を返せば、陰宅がなければ影響がないということである。自分が今あるのは、連綿と多くの先祖の男女の交わりがあったからであるが、そうした時系列も考慮したうえで、先祖に対するあり方、お墓のあり方を考えてみていただきたい。
昨今、就活ならぬ終活が話題となっているが、必ず死を迎える自分自身の人生の終わり方、埋葬の仕方を、考える機会となれば幸いである。
最後は重いテーマと課題を、天から突きつけられたようで恐縮だが、玄空大卦奥義を伝授いただいた劉育才老師に感謝するとともに、その奥義の一部を伝授する陰宅講座の機会を与えていただいた立命塾門人諸君に感謝して、筆をおくこととする。」
お知らせ)
立命塾では、来年1月22日開講の第15期立命塾実践的易学講座を募集中です。
来年4月に第16期立命塾の実践的風水学講座を開講予定ですが、ウメサンが行う三元玄空風水では、易卦を使用しますので、風水学講座受講をお考えの方は、易学講座から始められることをお勧めします。
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