9/29~30の2日間、安岡正篤先生ゆかりの地にて催行されている「武蔵嵐山志帥塾」に初めて参加させていただきました。
この塾は、安岡先生研究の第一人者である作家の神渡良平先生と素行会会長の頼経健治氏が発足された研修セミナーで、今年で13回を数えます。
会場は、安岡先生が校長を勤めておられた日本農士学校の跡地に建てられた「国立女性教育会館」でした。
29日
岡武秀氏(熱海後楽園元社長)「サービスを考える」
島袋勉氏(世界で初めて、両足義足でホノルルマラソン完走)
「夢をあきらめない」
30日
今野華都子氏(45歳から一念発起して、主婦からフェイシャルの世界第一人者となる)
「優しく生きる」
神渡良平氏(作家)「天翔る大和武尊」(神渡先生の最新刊執筆におけるエピソード)
以上4名の講師による講演がありましたが、300名近くの参加者が時に頷き、時に笑い、そして時に涙して、熱心に聞き入っていました。
私は一人で参加しましたが、会場は暖かい家庭的な雰囲気に包まれており、初めてお会いした方々ばかりでしたが、何かなつかしさを覚える温もりを感じました。
2日間で4人の講師の方からお話がありましたが、一貫して、「家庭内、家庭外の吉凶事象は相手のせいではなく、良きにつけ悪しきにつけ、自分自身が発信源である。」というメッセージを頂戴しました。
講演の合間には、独唱やシンセサイザー、和太鼓の演奏、早朝は瞑想時間もあり、静かに自分を見つめ直す良き機会をいただけて、本当に充実した2日間でした。
安岡先生の著書に感化されて、立命塾などという大それた名称を看板とし、所謂「先生商売」をしている立場のウメサンにとって、時折こうした対象の立場で謙虚に教えを請う場を持つことが、それでなくても傲慢になりがちな己を戒め、再出発できる良い機会だと、つくづくと感じさせていただきました。
閉会後、広大な敷地の中にある森林の中を散策しましたが、二本の樹木が繋がっている不思議な光景を発見しました。片方のほうが幹も太く大きく、まるで夫婦がひとつとなっているようで、魅せられてしまったケロケロウメサンでした。(画像参照)
広大な敷地の西側には、安岡正篤先生の記念館と研修センターが隣接していましたので、もちろん寄らせていただきました。
記念館の前には、天照大神を主神として、孔子や王陽明や中江藤樹、そして安岡先生はじめ、日中の学問界偉人が祀られている金鶏神社(画像参照)が鎮座していますが、金鶏にふさわしく、第7運に建立された「酉山卯向」(風水学的には旺山旺向で吉格)の神社で、国立女性教育会館のほうを向き、安岡先生が優しく、そして今も篤く見守っておられることを実感した次第です。
参拝後、事務所にてご利益が大きいに違いない学問成就の御守を、2人の子供にといただいて参りました。
思えば国立女性教育会館敷地内にあったあの不思議な夫婦木も、夫婦だけではなく陰陽の和睦、日本民族の血に宿る「和」の精神を始めとした伝統精神の復興を、安岡先生が願っておられ、その具現化したものに違いないと、天啓を受けたウメサンでした。
神渡先生の最新刊「天翔る大和武尊」は、2年半にも及ぶ研究の上書き下ろされた大作ですが、日本民族の原点である「和の精神」を探る力作です。
映画化も決定し、主演は日米で活躍している人気俳優にオファーされているということですので、早く完成し、子供たちや青年をはじめ、多くの日本人が今再び温故知新して、日本民族として生まれた天命を知って誇りを持つことができるよう、懇願してやまないケロケロウメサンです。
私も、立命塾という名に恥じぬよう、神渡先生からご指導ご鞭撻を仰ぎつつ、日々精進して行きたいと決意させていただけた2日間でした。
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